自民党の今後

安倍さんが亡くなり、弔い票という猛烈な揺り戻しが自民党へ流れましたが、それは果たして安倍さんの想いを本当に結実させるものだったのでしょうか?

安倍派は清和会という自民党内の派閥の流れを組み、安部さんもトランプさんと仲が良かった様に政策的には清和会は親米路線で、防衛費の増強、自主憲法制定、憲法改正議論に踏み込む等自民党内ではタカ派として位置付けられています。

安倍さんが先の総裁選で自主投票としつつも個人的には高市さんを推したのもむべなるかな、安倍さんは党内では右派の重要な要石的な存在だった訳です。

それに対して岸田派は宏池会の流れを組み、党内ではリベラル、ハト派的な性格で、政策には強いが、昔の田中軍団の経世会とは真逆の政治的にはひ弱な印象を持たれて、お公家集団とも揶揄されてきました。

宏池会で真っ先に自分が思い出すのは、時の韓国政府に利用され(騙され)、河野談話を政府見解として出した河野太郎さんのお父さん、河野洋平さんが思い浮かびます。

岸田さんは本当は安部さんとは政治的信条も違うし、内心では安部さんとは組みたくなかったのですが、宏地会が今分裂状態にあり、岸田派が党内では弱小派閥という力関係から、やむなく最大派閥である安倍さんの力を借りたというのが実際のところで、事実岸田さんが総理になってから、安倍色を排除しようとして最近人事で対立していたというのも岸田さんの心情を表しています。

自民党は参院選で一見磐石になり、自民、中道あわせて憲法改正議論に必要な三分の二の議席を確保しましたが、果たして岸田さんは安倍さんの強い想いであった憲法改正議論に足を踏み入れるのでしょうか?


安倍派は安倍さんという求心力を無くし、自民党内でどちらかといえば少数派であるタカ派も安倍さんという拠り所を無くしてどういった動きになるのか、数の上では磐石となった筈の自民党も実はかえって内部分裂という波乱要素を抱えてしまったのではないでしょうか。


神谷さんは中国や韓国に忖択し、常に顔色をうかがう自虐的な自民党に対して彼等は真の保守ではないと言い放ちました。

比例に出た松田学さんも、安倍さんの遺志を本当に受け継いでいるのは自民党ではなく我々参政党であると個人的な思いを話していました。

自分は参政党が国政に出たことで、そういった人達と参政党に何らかの繋がりが生まれるのではないかと秘かに思っています。

しかし本当のことをいえばは真の愛国者で保守の本流である安倍さんと、神谷さんが何らかのかたちで政策協定を結んだであろう未来を夢想していたのですが。



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