あるお坊さんの話   番外編

今回の話には二人の僧侶が登場します。

一人は、本当に困り果てた親子が、助けを求めてやって来たにもかかわらず、法外なお布施を要求しました。

そしてもう一人は、自分の人生にはまったく関係の無い、ただすれ違っただけの人に、自分の感じたまま、お塩を供えて供養してあげて下さいと伝え、名前も告げずにそのまま立ち去りました。

法外なお布施を要求したお坊さんは、ひょっとしたら老練でとても立派な雰囲気の、一見人格者に見えるような人だったかもしれません。

それに対して若いお坊さんは、いかにも若輩の、見るからに少したよりなさげな感じの人でした。

この三次元の私達の世界には、まるで地獄から這い上がってきのではないかと疑いたくなるような魂の人もいれば(ほんとうにそうとしか思えない様な人にであったことがあります)、神界やそれに近い高い次元から転生をしてきたような方もいます。

この例はあくまでも極端ですが、現世ではそういったまったく違うステージの魂が交わる事が出来るからこそ、いろいろな事が自分の周りに起こり、試練が生まれ、学びがあるのです。

これが、霊界の話になるとまったく様相が違って来て、そもそも下の次元の魂は、そのすぐ上の次元の魂とさえ交わる事が出来ません(逆はありますが)。

肉体をまとっているからこそそういった体現が出来るのであって、あの世へ帰れば自分のステージ(魂の居場所、故郷)へ戻るだけで、なかなか魂の昇華は出来ないのです。

たとえてみると幼稚園児と大学の教授程の人が、一緒の教室でともに学んでいる、それ故いろんな出来事が起こり体験できる、それはまるで人生というアトラクションに参加しているかのようで、人生は本当に面白く、だから私達は母親を選んで何度も転生を繰り返しているのです。

霊界ではいわゆるこの世の学びというものは無く、霊的な成長はこの世での体験があるからこそはかどるるのです。


守護霊の話について追記すると、ある時、高校時代の友人から突然自分の携帯に連絡があり、彼が話し出したその内容というのが、お前さんの守護霊さんが体調を非常に心配していて、どうかその事を伝えて欲しいといわれたので電話した、というものでした。

彼が霊能者とは自分は思っていませんが、産土(うぶすな)神社をとても敬い大切にしていて(自分が生まれた土地の、魂にご縁のある神様、その人を見守ってくれる非常に霊的に大切な存在)、頻繁に参拝にも出掛けていると聞いていたので、霊的な素養が備わっているのかもしれません。(ちなみに彼の経験では、神様の存在は、白い発光体として、ときどき感じることがあるそうです)


それから今回自分が体験した、いわゆる世間的にポルターガイストと言われる現象ですが、自分は文系脳の人間なので理系的な論理でどうしても上手く説明出来ませんが、霊は磁気を帯びているからなのか、本文にあるように携帯を切ったり、テレビやラジオを突然つけたり、ファックスを作動させたりといったことはお手のもののようです。

変わったところでは霊が電話してきたとか、自分が聞いて面白かったのは、ネジが切れて十何年も倉庫にほったらかしてあった古い柱時計が、突然鳴り出したなんていう話もありました。(昔の時計はバネ式ネジを巻いて作動させてネジが戻ればその時点で止まる仕組み、 自分の知り合いの家で起こった実際の出来事です)

また物を隠したり、出したりといった物質移動は得意中の得意で、これは原理はとても簡単です、次元が違うからです。

つまりこれは上の次元が下の次元を包括しているからです。
(UFOも実はこれに当たりますが、これについてはとても面白い話があるのでまたの機会に書かせてもらいます。)

ラップ現象は、どなたでも人生で一度は経験されたことがあるのではないでしょうか?

あの原理も電気的なものなのか、はたまた物理的に説明出来るものなのか、機会があればどなたか是非ともお教えください。



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