統一教会の闇   かくも怪しきカルトな集団 その二

自分の住んでいる町から二十キロ位はなれた、人口九万人程のある地方都市をたまたま通りかかったとき、「世界平和統一家庭連合」という一風変わった看板を掲げる建物を見つけました。

そのとき、助手席に座っていた妻に、この建物、なんか怪しいけど、これ、絶対統一教会っていう以前に自分が関わった事があるカルト教じゃないかと思う、といった話をし、何も知らなかった彼女にいかに彼らがヤバい集団であるかといった話を力説していました。

実際にずっとあとから何かで、統一教会が名称をそのように変えて活動していることを知りました。
自分は、そういったものに対する勘が非常に鋭いこともありますが、それ位、その建物は見るからに怪しいオーラを放っていました。

後日、自分が今勤めている職場の同僚の介助者に、その地域に実家がある人がいて、その建物について聞いてみたところ、以前はあったけど今はもう無くなっているという話でした。

通常はそういった宗教施設は、ボランティア活動などをしながら、すこしずつ信者を増やしていき、地道にその地域に根付いていくという経過をたどるものですが、果たせるかな、とっくに無くなっているということは、いったいどういうことかというと、突然その地域に教会を作り、周りの人から金を搾り取れるだけ搾り取って、妙味がなくなったら閉鎖し、また別の場所でこっそり活動をするという、何時ものお決まりのパターンを統一教会が相変わらず繰り返しているということのようです。

吉野さんも、街頭演説などで、洗脳、マインドコントロールの恐ろしさについて何度か言及していましたが、マインドコントロールをして信者を誘導し、お布施をしないと地獄に落ちると脅す、一般人に多宝塔や壺、印鑑、朝鮮人参等を法外な値段で売り付ける、信者に霊的修行のためと家庭訪問させ、国際ボランティアのものですと偽って、いろんな商品を数倍の値段で訪問先の人に買わせる等々、彼等のやり口は枚挙にいとまがありません。

自分は自宅や店でこの訪問に何回も騙され、貧困解消の一助になるならと靴下や途上国のポストガードその他を何度も買わされましたが、素性が統一教会であると知ってからは、おたくら、そんな人を騙すことをやってると、ホントに死んでから後悔することになるぞと追い返していました。

年配の人は覚えているでしょうか?昔、メッコールという炭酸飲料がありましたが、あれの事業資金も、霊感商法や信者などから集めたお金が元資になっています。

彼等が悪質なのは、大学や社会のなかでいろんなサークルと称して、実体を隠しながら活動し、徐々にマインドコントロールでのめり込ませ、どっぷり嵌まったあとに素性を明かし、最終的に献金しないと地獄へ落ちる、天国ヘ行く為には沢山献金しなさいと誘導する手段を使っている事です。

彼らは最初、人と接触するときに、決して正体を表さない場合が多いのです。

安倍さんを襲撃した犯人の家族も、このパターンで全財産を寄進したことが事件の遠因となっています。

彼らは三十年以上の日本での活動で、霊感商法や信者を脅して無理やり寄進させた金額は実に1200億円以上に上っています。

これは実に彼等の全収入の70%以上を占めてます。

彼等が実際にやっていることは、宗教を隠れ蓑にした、非常に悪質な反社会的な行為で、人倫にもとるこうした行いを主導した教祖は(既に亡くなっていますが)、死んだ瞬間に自ら望んで地獄の底に真っ直ぐ落ちて行ったことでしょう。

霊的な宗教指導者や、霊能者が、その能力の使い道を誤ると、彼等の死後、非常に重い自省のときが彼らを待ちうけています。

教祖は、生前に自らが行った行為で、支えきれないほど重いカルマという十字架をあちらで背負わされていることでしょう。

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