統一教会の闇   かくも怪しきカルトな集団 その三

統一教会の教祖は、文鮮明、という人で、当時の朝鮮半島の地政学的な理由から非常に反共的な思想の持ち主であり、当時の自民党の総裁である岸信介(亡くなった安倍元総理の祖父に当たる人物)とは反共というキーワードで盟友的な関係にありました。

当時の東アジアの周りの状況を見渡すと、韓国の上には北朝鮮が台頭し、西には強大な中国共産党、北にはソ連という脅威が二国の周りを取り囲んでいました。

自民党と統一教会の関係はその後も連面と続き、今現在に至っています。

教会は自分達の信者を自民党の秘書として送り込み、自民党の閣僚を経験した様な多くの議員達でさえ、彼等のイベント等でスピーカーをしたり、祝辞を送ったりするという関係にあります。

(自分の家ではだいたいテレビというものが無く、ラジオもNHKを始めあまりにも偏向報道がひどく、殆ど聴いていませんが、最近のテレビや各種マスコミは、統一教会と自民党の関係をバンバン報道している様ですね。
このブログは少し前に書かれたものなので、現在報道されていることと若干の差異があるかもしれません。)

何故彼ら、反社会的な活動をしてきた教会があまり叩かれて来なかったのか、それは政治献金という合法的なお金と票を自民党が受け取ってきたからです。(7月17日の、組織票の強さ というブログに、自民党の集票機能について書いていますのでどうか参考にして下さい)

しかし安倍さんについていえば、特に統一教会と特別な関係にあったとは言えず、彼は自民党の議員として、指示基盤であるいろんな宗教団体と繋がりがあり、彼の職務の一環としてそれを遂行していたのだと自分は思います。

彼は愛国保守として、北朝鮮の拉致問題に非常に心を痛めており、ひょっとしたら朝鮮半島と何らかの形で繋がる事が、解決の糸口に繋がると考えていたのかもしれません。

自分にはその様にかんじます。

まあしかし、統一教会との関係において、自民党は彼らに忖度していると言われても仕方がないと自分は思います。

彼等の資金力は莫大で、一部のマスコミとも何らかの関係、繋がりがあるのではないでしょうか?(スポンサー的な意味で)

世間ではカルトと言えばオウム真理教が直ぐに頭に浮かびますが、この二つの教団を比べると、殺人を犯したかどうかということを除けば何ら変わらない同質性を自分は感じるのです。 

信者に対してマインドコントロールを駆使していたという点では、ひじょうに似通ったものを感じます。

続く


コメント

このブログの人気の投稿

わが町の隠れ吉利支丹にまつわる話 その八

わが町の隠れ切利支丹にまつわる話 その十