外国人労働者問題について考える   その一

今年の六月頃から、山梨県内の桃やぶどう農家から大量の果物が盗まれる事件が多発し、被害総額が数百万円にのぼっていた一連の事件について、群馬県警は、伊勢崎市に住むベトナム人窃盗団のアパートを家宅捜索しベトナム人、計九人を逮捕したそうです。

警察は大量に被害にあっていることから、組織的な犯行と断定し、カメラ等の解析をすすめた結果、犯行前後に不審な車が写っていたことを突き止め、その車両が伊勢崎市のベトナム人が住むアパートに有ったことによりぬ、逮捕に至りました。

これには伏線があり、山梨の桃農家が大量の被害にあった後、東京都内の何ヶ所かの駅の前で、車に桃を積んで異常に安く桃を販売する外国人達がいたそうです。

彼等に何でこんなに安いのかと聞くと、日本語が分からないふりをしたり、逃げていったりして、如何にも怪し気な業者が出没していると話題になりました。

日本は今、自民党政府が中心になって人口減少の問題を埋めるために、外国人労働者を受け入れる政策を進めようとしています。

自分が知る限り、十年以上前までは韓国人の不法就労者がちらほら居ましたが、最近では賃金格差があまり無くなってきたせいか殆ど見られなくなり、今現在、周りでは圧倒的に中国人(おそらくはレッドチャイナ)、ついでベトナム人、その他東南アジアの人達、インド料理屋のネパール人、建築関係のトルコ人やその他の中東系の人達といったところでしょうか。

フィリピンの女性は規制が厳しくなった事とコロナで飲み屋が不振なせいか、最近ではあまり見掛けなくなりました。

以前に自分が住んでいたAM市では、小さな商店街のなかのコンビニで、夜な夜なトルコ人達が駐車場で酒盛りをしていましたし、ハラール食品の店も有りました。(ハラール食品とは、イスラム教の教義にのっとって食べることが出来る食品のことで、イスラム教徒が飲食が出来ない禁忌食材が結構あるのです)

自分の妻も、商店街の通りを歩いていたおり、後ろから来たトルコ人にナンパされそうになったことがありました(笑)。

今現在すんでいる町は人口三十七万人の地方都市ですが、毎朝、毎晩中国語を話す一団が自転車で通り過ぎますし(全員女性で何処かの工場への出勤か? )、散歩をしていても、ある借家でベトナム人の人が集団で住んでいる家も有り(ドアにベトナム語の表記有り)、時折タイ語やその他の東南アジアの言語を話す人とすれ違うことがよくあります。

ごく普通に一地方で暮らしていて、本当に外国の人が増えたなとつくづく実感させられます。


続く





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