世界一の親日国家   その一

皆さんは世界一の親日国家は? と訊かれて何処を思い浮かべるでしょうか。

多くの人はそれは台湾、と答えるのかもしれませんが、実は台湾には本省人と外省人(中国から渡った国民党系)が居り、外省人のなかには大陸のレッドチャイナ系の人達と繋がっている人達が結構な数いて、御多分に洩れず実は反日の人達も混じっています。

東日本の震災の時の寄付などのイメージだけで台湾は親日だと考えると、本質を見誤ったりします。

では真の親日国家は何処かというと、それは間違いなくパラオ共和国です。

パラオはフィリピンの東南に位置する、ミクロネシア地域の数百からなる群島国家です。

そしてバラオは世界で唯一、日本語が公用言語として指定されている国です。

パラオの歴史は、スペイン、ドイツ、日本、アメリカと委任統治(信託統治)されてきましたが、1994年に独立してからまだ二十数年の若い国家です。


スペインやドイツ、アメリカは統治はしたものの、基本的に資本投下は何もせず、唯一日本だけが、電気、水道、道路等のインフラ整備、学校や病院、その他処制度を導入してパラオの発展に尽力しました。(アメリカは経済分野以外は一部援助しています。)

戦前の殆どの西洋列強は当時、自国の利益のために、支配した植民地をひたすら収奪したのみで、その思考には白人優越主義の差別意識が露骨に現れています。

ですから、日本の委任統治時代に学校教育を受けた年配の人達のなかには、今でも流暢な日本語を話す人がみえるのです。

また現地の公用語の中に、日本語由来の言葉が今でも沢山残っています。

彼等のなかでは、子供に日本人風の名前をつけられた人も多くいて、以前、パラオの大統領であった、クニオ ナカムラ氏は日本人とのハーフで日本にも何度も招かれたことがあり、ご記憶の方も多いでしょう。

当時の日本が、日本人と同じように現地の人々を処し、日本と同じように資本投下を行った結果として、日本の統治時代をなつかしがる人達の良いイメージが世代を越えて伝承した結果、世界で有数の親日国家のパラオの今が在るわけです。
(日本はパラオだけではなく台湾、朝鮮半島でもインフラ等、社会基盤の整備のために同じような政策をとっています。)


続く

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