お天道様が見ている   日本人として生まれて想うこと

参政党の候補者の方が、街頭演説で、お天道様が見ている、ということを度々口にされ、いろんな動画や実際行った演説会でも頻繁に耳にしました。

これは神様やご先祖という霊的存在が、いつも上から我々を見守っておられるということですが、日本人にとってはお天道様、つまりそれは天照大御神のことをあらわしています。

日本神界には、実に沢山の神様がおわすのですが、その方々の中でも天照大御神は日本人にとって一番親しみやすい身近な神様ですよね。

日本女流ペンクラブの会長も勤められ、少し前まで精力的に本などを出されていた、佐藤愛子さんという方がみえます。

この方の著書で、「私の遺言」という本があり、事実は小説より奇なりという言葉通り、その内容たるやフィクションではないかと疑ってしまうほど数奇な話で、もしかしたらもう絶版になっているかもしれませんが、ブックオフにはたまに並んでいるのを見ますので興味があるかたは是非ご一読下さい。(文庫本なら100円、単行本でも200円位で売られていることがあります)


内容は、佐藤女史が北海道のとあるところに別荘を買った事から、霊的な佐藤女史の先祖の因縁により猛烈な霊障が突然彼女の周りに始まり、様々な霊能者が彼女の前に現れて霊的浄化の助けをしていくという、大雑把に言うとこのような話です。

彼女はそれまで頑固な唯物論者で、波乱な人生を歩みながら一切のそういった事をまったく信じることなく、それまでの人生を生きてきました。

その本のなかの登場人物に、神界から人間として転生されたという方がみえて、その方は相曽誠治氏という神道家で、地方の村長をしてみえたこともあるというその方は、ご本人自身がが言向命(ことむけのみこと)と素性を女史に話されています。

彼が、本のなかで、日本の霊性や波動を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか? という女史の質問に対して、毎朝、起きたら朝日を拝んで天照大御神と何度も唱えなさい、そうすれば日本の霊性、霊的な国力は必ず上がり、ご自身の魂の浄化にもつながります、とおっしゃっていましたが、まさに日本人の魂の御親は天照大御神なのです。

これは日拝鎮魂法といって非常に重要な霊的作法で、自分も朝日や夕日を拝めた時には、日拝をしています。

日本人にとってはその魂はすべて、天照大御神の霊光の内にあり、お天道様が見ているということは、常に天照大御神様が自分達の魂を上から見ておられるので、人の道に外れない様に生きていこうという意味なのです。

何百年も前から、ごく普通の生活をしている庶民的な人々が、このような事を思い、普段の暮らしのなかで神様の存在を当たり前の様に受け入れて生きてきた、そんな日本人として生まれることが出来た自分を本当に誇らしく思います。

何せこの国には、全国津々浦々、あなたがたとえどんな僻地、田舎へ行こうとも、必ずやおよろず(八百万)の神様がおられるのですから。

そのような国は世界中探しても此処しか在りません。



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