コルカタの聖テレジア マザー・テレサ その五

人工妊娠中絶率が多い国を見てみますと、どちらかと言えば、いかにも物質文明至上主義的なヨーロッパの国々が上位にずらりと並んでいます。

その中にあって、元祖唯物論の社会主義国家であったロシアと、あの激烈な受験競争社会と女性の美醜について非常に拘る整形大国のお隣の国が、やはりというか必然的にそのなかに混じっています。

日本においてはどうかというと、マザーが来日した頃と比べると、現在では年間の中絶件数は140,000程度で、数的には幸いなことに減少していますが、率的には世界からみて然程多くもなく、かといって少なくも無いといったところでしょうか。

神の愛の実践者たるマザー・テレサからすれば、中絶を選択することはあり得ないというのは至極当然であると思います。

自分もやはり、どちらかと言えばマザーの想いと同じ考えです。

その理由については三つあります。

神道では人の魂は神の分け御霊であり、前回のマザーの言葉の中にもあった通り、カトリックでは神が人間を創られたとされています。

どちらも摂理的には同じで、霊的にいうと話は長くなりますが、ある時期に魂がストンと入るのです。

ですから前回マザーが強い口調で話した堕胎についてのことは、決して大袈裟な話ではないのです。

二番目には、本当にやむを得ない事情で中絶せざるを得ない場合や(これさえマザーは否定されるかもしれませんが)、中絶をしないと母体が危ないと思われる場合を除き、自由な権利だと言って安易に中絶をすることは、その女性にカルマの因果を残す可能性があるという事です。

本当に大切なことは、どういった想いで、何故中絶をしたのかという事です。

これを無くすためには、まずは青少年に対して徹底した性教育を施し、無知による不用意な妊娠を避けることです。

そして中絶をするという行為自体の芽を摘むために、子供が本当に要らないのであれば男女共にちゃんとした避妊をすべきです。



続く














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