コルカタの聖テレジア マザー・テレサ その六

理由の三つめは、中絶をするということは結果として母体を傷つけるということになり、更にいろいろな後遺症や病気のリスクもでてきます。

海外では薬で中絶をする方法もありますが、大量に出血する場合もあり、やはり薬が母体に悪い影響を及ぼすということにおいては同じことです。

さらに妊娠12週を過ぎた後に中絶手術をおこなった場合は、役所に死産届けを提出し、胎児の埋葬許可証を貰う必要があります。

自分が何度もお話ししている通り、人間の本質は魂であって身体はあくまでも大切な借り物なのです。

少し話はそれますが、その借り物を傷つける究極の行為は自殺で、たとえどんなに辛く苦しくても、自殺すればその辛さから逃れられると安易に思うのは本当に浅はかな考えです。

自殺すれば今の苦しみの何倍もの辛さが続きまし、因果律の法則が確実に魂にかかってきますので、どんなことがあろうとも、絶対に自殺だけはしてはなりません。

それからもうひとつ自分が言いたいことは、整形についてです。

女性が美しくありたいと思うのは、ある意味種の保存のための本能でもあり、ある程度は理解しますが、社会的にその美醜で差別する男性中心の側の価値観というものは、女性本来の生き方を歪めるいかにも低次元な行為であるということを自覚しなければなりません。

よく海外のセレブで金にまかせて整形をしまくり、お化けのような顔にになった人をネットで見ることがありますが、あれはその女性の顔が醜いのではなく、本当に醜いのは実はその人の魂であって、その行為が顔に現れたということなのです。

全ての人は、お金持ちでもたとえ貧乏な人でも皆平等に年を取り、年々年を重ねる毎にシワは増え、シミも出来、白髪も目立ってきます。

しかし自分を含めこのブログを見てみえる特に年配の方は、思い出して下さい。

たとえその身体は段々と衰えていこうとも、あなたは、子供の頃や学生時代、社会人や主婦になってから、中年期、初老といわれる今においても、あなたの魂自身は冷静に考えれば全く変わっていないではないですか。

その肉体が衰えるのは自然の摂理であり、その魂が変わらないのは霊的な摂理です。

胎児を殺すということは、その魂が人生という名の、素晴らしい経験を体現することが出来たであろう可能性を潰してしまったという ことになるのです。


続く

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