コルカタの聖テレジア マザー・テレサ その九

  カトリック布池教会
 聖ペトロ•聖パウロ司教座大聖堂

2016年9月4日、バチカンに於いてマザー・テレサの列聖式が取り行われました。

それに遅れることちょうど二ヶ月、ここ布池教会においてもマザー・テレサの列聖記念ミサが盛大に行われました。

1997年、マザーの死後、ヨハネ・パウロ二世によりすみやかに列聖のための調査が始められました。

彼女は2003年に福者に認定され、2016年9月4日、ローマ教皇フランシスコがマザー・テレサを列聖し、「聖人である」と世界にむかって宣言しました。

通常であれば福者に認定をされるまでには、本人の死後から少なくとも数十年の審査を要するとされているのですが、たったの6年で彼女は列福され、さらに彼女の死後、19年で列聖されたのはまさに異例の早さでした。

聖人認定を受けるためには、通常殉教者であること、もしくは実証可能な奇蹟を2つ以上起こしていることがその要件とされています。

聖女としての彼女の功績は、すでに世界中に知れ渡っていたことと、異例とも言えるローマ教皇の後押しがあった為に異例の早さでの認定となったようです。

ちなみに豊臣秀吉による切利支丹弾圧により、1597年2月5日、長崎県西坂の丘で磔の刑により殉教した二十六聖人も、1862年に当時の教皇により列聖されています。

 

続く  



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