コルカタの聖テレジア マザー・テレサ その十


 布池教会正面入口より、向かって右側ある聖母マリア像


残念ながら礼拝堂は撮影禁止のため、写真をとって載せることは叶わなかったのですが、祭壇正面にはキリスト磔刑図のステンドグラスが、背後のオルガンのある楽廊の上部には、音楽の守護聖人セシリアのステンド・グラスが美しく輝いています。


 聖セシリア(パンフレットより転載)


キリスト磔刑図(パンフレットより転載)


マザー・テレサが福者に列せられた要因となったのは、2002年10月に、マザー・テレサに祈りを捧げたインド人女性の腹部の大きな腫瘍が、翌日には跡形もなく消えた事が奇跡と認められたことから、当時の法王であるヨハネパウロ二世によって「聖人」の前段階である「福者」に列せられたのです。


そして、2016年3月には、危篤状態にあったブラジル人男性の妻がマザー・テレサに祈りをささげたところ、夫がすぐに回復したことに対して、二度目の「奇跡」であると認定されたことで、法王フランシスコがマザーを「聖人」に列すると発表しました。

                    

 大聖堂正門

正門横には通用口があり、日中はどなたでも礼拝堂に入り祈りを捧げることができます。

たとえクリスチャンでなくても構いません。

自分も洗礼などは受けていませんが、クリスマスの折など、何度も布池教会にはお邪魔させていただいております。

本当に素晴らしい、ゴシック様式の美しい教会ですので、お近くへ来られた方はご縁があればどうぞお立ち寄りになって下さい。

イエス様と聖母マリア様の像の前に立ち、静寂の中でお二人を見つめていると、きっと心も安らかになると思います。

是非とも愛の権化であるお二人の、大いなる愛を感じとってみて下さい。


続く

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