霊媒体質の人々 其の一 お店のお客様 

以前やっていたお店のお客さんで、NGY市から見えていた常連の方がおりました。


その人は中年の女性の方で、何故わざわざ自分の市までみえていたのかと言えば、此方に行き付けの美容院があり、遠路はるばる電車を乗り継いで通っているということでした。


彼女のお宅も何度かお邪魔していますが、お住まいは市内でも高級住宅街といわれている山の手の一角にあり、周りにはトヨタやその他の有名な地元企業の社長や重役達の邸宅が立ち並ぶ地域で、自分のお店が輸入家具を置いていたことからたまたまフラりと立ち寄られ、それから彼女とのお付き合いが始まりました。


何度かお店に来ていただいているうちに、自分がこのような霊的な摂理を理解しているからなのか、ある時雑談が霊についての話になり、私は実は霊媒体質なのよ、と打ち明けられました。


こういった話は、世間では未だに否定的な反応をする人達が多く、誰にでも気軽に話せるものでもないのですが、おそらく彼女は自分の魂の癖性分を、霊媒体質であるが故の霊的な感覚で見抜いたのでしょう、彼女からはいろんな話を聞くことが出来ました。


その人は車の運転はされないようで、何処へ行くにも電車などの公共交通機関を使って移動をされるということでしたので、必然的に駅を降りてから街中を歩くということが多くなります。


彼女が何時もの如くある通りを歩いていると、時に非常に嫌な感じがすることがあり、そのようなときにはその通りを決して通らず、わざわざ迂回をして遠回りをする場合があるということでした。

自分のお店がある街でもそのような場所があるそうで、それがわかった段階でもうその通りは決して通らないそうですが、これは自分にもその理由はよくわかります。

これは過去にその場所でたくさんの方が亡くなったか、地縛霊のような存在の良くない想念が磁気のようにその土地に張り付いていて、彼女が霊媒体質であるが故にその低い波動を感じ取ってしまうということなのでしょう。



この話は続きます。











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