霊媒体質の人々 其の七 過去の霊的体験

自分は所謂霊媒体質ではないし霊視出来る訳でも有りませんが、過去世の経験からなのか霊的な素養は魂の癖性分にしっかりと染み着いているようで、宗教家や霊能者的な人を磁石のように引き付ける特技がある事は既に何度もお話してきました。


自分の人生においては、霊能力というものは一切必要ないと思っているし、もしも神様が突然目の前に現れて、お前に霊能の力を授けると言われたとしてもキッパリとお断り致しますが、そんな自分でも霊的な体験は何度かしています。


昔、自分が青春時代を送っていた頃、G〇〇子という世間でとても有名な霊能者がみえました。


今で言えばE〇さんのような感じでしょうか、当時はTVのマスコミなどに非常に持て囃されていて、同世代の人であれば、ああ、あの人ねという位誰にでも認知されているような有名人でした。


自分は本当に若い頃から霊的な摂理に対する探求心が旺盛で、中学に入った頃から既にGLAの高橋信治先生の本を何冊も小遣いで買って読んでいた様なとても変わった少年でしたが、青年になってからG〇〇子という人がマスコミで頻繁に取り上げられ当時有名になっていたので、一冊買ってみようと思い早速本屋に出向いて彼女の本を購入致しました。


ある日、部屋に置いてあった彼女の本を読み始め、気付いたら夜も遅くなってしまったので、読み掛けのままもう寝ようと思って布団に入った途端、 本当に突然でした、 何かが胸の辺りに馬乗りになって乗っかってきたのです!


もうビックリして、しかも胸の上に乗っているのでとても息苦しいし、どれだけもがいた事でしょうか、長い時間が経っていたのか、果してほんの一瞬の出来事だったのかは分かりませんが、フッと乗っかっていたものが離れた瞬間にはびっしょり汗をかいていました。


何十年も経った今でも、乗り掛かられた瞬間には布団がグッと沈んだ感覚を鮮明に覚えています。


よほどぐったりとしていたのか、その後直ぐに寝てしまいましたが、翌朝昨夜の出来事を思い出してみると、原因は確実に読んでいた本にあると確信しました。


今では良く分かりますが、彼女の霊視の記述部分を考えると彼女が霊界のあまり高い世界とは繋がってはおらず、それが故に低い波動が出ていたために低級霊を呼び寄せたのだろうと思います。


彼女は一世を風靡し時の人とはなりましたが、晩年彼女の霊能は明らかに落ちており、世間やマスコミの期待、要請とのギャップに彼女自身非常に苦しんでいたと感じます。



この話は続きます。














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