岐阜県美濃市 うだつの上がる町並み

岐阜県の美濃市という所に、国の伝統的建造物群保存地区に選定されたうだつの町並みがあります。


「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、最近の人は知らないかもしれませんが、パッとしない人や地位や生活がさえない事をうだつが上がらない人、うだつが上がらない生活という様な言い方を自分等の世代は普通にしていました。


語源は裕福な家しか「うだつ」を造ることができなかったので、このような言葉が江戸時代から言われるようになりました。


美濃のうだつの町並みは、約四百年前に江戸時代の城下町として、商人の町が形成されたことが今に続いています。


町並みは、江戸期から明治時代にかけて造られた商家が軒を連ね、古いたたずまいを見せています。


なかでも、国の重文指定になっている造り酒屋の小坂家住宅や市指定文化財の旧今井家住宅は往時の繁栄の様子を今にとどめています。


こういった古い町並みを自分は大好きなので、今住んでいる家も内装を古民家風に自分で仕上げ、柳ケ瀬のモックモックさんという古道具屋等で購入した明治や大正、昭和の古家具、アンティークな雑貨を各部屋に配置して、少しでもイメージを古民家に近付けて住んでおります。


うだつの町並み




美濃市は美濃和紙も全国的に有名です。




造り酒屋 小坂家 酒類酒粕、麹の販売もしています

旧今井家 中の様子が見学出来ます







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