霊媒体質の人々 其の十九 ある宗教家の顛末 伍
しかしこういった話は、以前のブログでも既にお話した通り、実はその世界では実によくある事なのです。
これは広義の意味での霊障であるとも言えますが、霊障とは読んで字のごとく霊による障り、障害を受けるということで、係わった魂が非常にネガティブな影響を受けたり代償を払わされるということです。
今回の先生の話に限らず、そのようなことがあるのを自分は他にも知っておりますが、人生を狂わされたり精神的に病んでおかしくなったりといった重篤な症状から、都会の飲み屋街の酔っ払いに取り憑いている浮遊霊のような、これは憑依の類いですが、霊の干渉にも千差万別でいろいろあります。
そもそも霊的存在というものは、高次元であればあるほど神に近い存在ということになりますので、非常に謙虚であり自身をよく見せたり等は決してしないものなのですけれども、その霊的ステージが低くなっていくほど虚勢を張って自らを大きく見せようとします。
更にややこしいのは、三次元の制約を受けた肉体をもった人間が、それを判断して見破るということは本当に至難の技なのです。(本当にごく一部の人でそれがわかる人もなかには居ります)
何故ならば人から見て奇跡と言われるようなことでも、雑霊や低級霊レベルの存在でもいとも簡単に出来てしまうからです。
それは何故かといえば、我々の今住んでいる次元と霊界の次元が違うからで、霊界の次元というのは我々の次元の外側にある、つまり三次元の制約というものが無いので、上の次元からその様なことが起こせるのです。
ここだけのオフレコの話ですが、結構大きな教団の教祖といわれる人でも、ご本人は神界のレベルと繋がっていると思ってみえても実は幽界霊だったということは間々ある事なのです。
昨今の風潮では、SNS等であたかも高次元と繋がっているといって、特に今流行りのYouTube等で御商売に繋げている人が結構みえるようですが、自分にはそれがわかってしまうので、本当にごく一部を除いて観るということは殆どありません、というか観る気が起きません。
そういった方達を見ていると、老婆心ながらはたしてこの人は大丈夫なのだろうかと心配になってしまいます。
何度も言いますが、そもそも霊界というものに我々が今肉体を以て住んでいる世界と関わるということは、良くも悪くもその魂にとっては諸刃の刃でもあるのです。
しかしそういったことを認識していない人が世間では如何に多いかということを、今までいろいろな状況も見てきましたし、更に今現在でもネットワークのSNSを見ていると本当につくづく痛感します。
まあしかしそれも言ってしまえば因果律ということですから、ご本人の魂が結局は責任を負うということなるのですけれどもね。
続く
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