霊媒体質の人々 其の二十ニ 宇宙由来の魂について考える 弐

前回のバシャールのお話については、ダリル・アンカというアメリカ人が彼の想念の世界で作り出した産物なのではないかということをお話しました。


お断りしておきますが、これは決して世間のバシャール信奉者の方達を敵にまわそうとして言っているものではありません。


自分は霊的な摂理については多少の知見があるので、あくまでもその可能性が有るのではないかという事をお話しているだけで、その真相は恐らくたとえ信奉者の方であろうと誰にも解らず、ひょっとしたらチャネリングをしているダリル自身でさえ本当は正確には解っていないのかもしれません。


同じように言えることは、我々が今住んでいるこの世界と幽界を含めた魂の故郷である霊界というものは、そもそも次元自体が異なっておりますので、我々の住んでいる世界から更に上の次元からのメッセージを受けたり、その真贋を認識するということは本当に大袈裟ではなく、下の次元からすると困難を極める事なのです。


そしてこれはこの地球という規模で考えても同じことで、地球には地球霊界という異なった次元があり、そういった意味では当然の事ながら我々のこの世界は、魂の領域迄も含めると多次元構造であると言えると思います。


さらにはこの地球というものも宇宙の一部であるので、この地球の様相は写し絵のように宇宙に投影されており、宇宙そのものもまた相似形の条件のように実は多次元構造であるということが言えます。


さて、昨今の宇宙物理学の分野では、宇宙というものが実は多次元構造になっており、様々な宇宙が存在するという学説をとなえている学者が居ります。


このことは、まさに我々の世界と多次元構造である霊界との関係、そして宇宙そのものも写し絵のように同じような構図であったと言えるのではないでしょうか?


ですから我々が今住んでいる世界にもいろいろなステージの魂が在り、霊界もまた地獄界と言われる様なところから神界のレベルまで様々な次元があるのと同じ様に、宇宙にも善良なる宇宙意識や宇宙人が居り、またそれとは全く真逆の邪悪な宇宙意識や宇宙人も存在する訳です。


そして我々と霊界の関係、三次元の宇宙と多次元の宇宙の関係が相似系の構図であるとするならば、霊的素養がある人が霊界からのメッセージ(干渉)を受ける事と、宇宙由来の魂の人がチャネリングによって高次元の存在からのメッセージを受け取るということも実は同じ構図であると言えるのではないでしょうか。


勿論、邪悪な宇宙存在からの干渉を意図的に受けている人々も居るでしょうし(その魂のレベルが感応しているため)、善良なる宇宙意識からのメッセージを受けている人もなかにはみえるでしょう。


しかし、今一度霊能者と霊界との関係をもう一度思い出してみて下さい。


たとえどんな悟りを開いたと思われるような人や教祖と言われる様な人でも、彼等が繋がっているとする霊的な存在の出自を見極めるのは殆ど不可能に近いと言っても良いくらいに困難を極めることで、これは宇宙と我々の関係に照らし合わせて宇宙からのメッセージについて考えてみても結局は同じ様なことなのです。


世間では、宇宙からの高次元のメッセージと唱っている方が沢山みえますが、自分は決してその全てを鵜呑みにしている訳ではありません。
(はっきり言ってしまえば少し覚めた目線で冷静にみています)


何故なら宇宙由来の魂と言われる人でも、自分の様な地球の霊界で転生を繰り返して来た魂と結局は同じ次元のステージを今生きている訳ですから、その次元の制約から宇宙からのメッセージを正しく判別するのはやはり困難を極めると思うからです。


まあ、霊界であろうがたとえ宇宙次元の魂や宇宙意識であろうが、
詰まるところは同じ摂理な訳で、なかには低次元の宇宙意識がフェイクで高次元と唱っている輩が、高次元のチャネリングといわれるもののなかに紛れ混んでいる可能性が多々あるのではないかと危惧ています。


念を押して言っておきますが、霊界からのメッセージと同じく全てを否定している訳では決してありません、神界や高次元の宇宙存在も確かに在る訳ですから。


只、自分は人よりは知っている部分があると思うので、一般的な方達の認識よりも、その様なことを唱える人達に対しての見方がより厳しいのかもしれません。



さて、いよいよ宇宙由来の魂について佳境に迫ります、続く


























コメント

このブログの人気の投稿

わが町の隠れ吉利支丹にまつわる話 その八

わが町の隠れ切利支丹にまつわる話 その十