霊媒体質の人々 其の二十四 宇宙由来の魂について考える 四

その姉という人については、もうひとつ特筆しなければならないことがあります。


彼女がはたして大学へ行っていたのか、また英語学科や英文学を専攻していたのかは自分は知りませんが、留学かホームステイか何かで一年位英国に滞在していた事があるようで、現地であの 「A Course in Miracles」(邦題•奇跡のコース)を原書で完全読破し内容を理解したという話を聞いて、自分はとても驚かされた記憶があります。


彼女は自称インディゴチルドレンだったので、学校という枠にはあまり馴染めず、確か一般的な学業のルートは経ていないと記憶しています(不確かですみません)。


ただこの本は、膨大なページ数で尚且つ結構難解な内容であるため、たとえネイティブの人でもなかなか理解出来ないような本であるにもかかわらず、英語の通訳や言語学者でもない彼女がそれを原書で読破したというのです、しかもまだ若い二十代の頃に。


自分もこの本を、彼女に影響されて興味が湧き読み始めてはみたものの、あまりにも観念的なその内容についていけず、結局は途中で断念してしまいました。


また、このインディゴチルドレンという概念も、確かアメリカ発のもので、対人関係や学校という環境に馴染めない子供を持つ親達がそういった言葉を提唱しだしたことが始まりであったと記憶しています。


ですから彼女がそういった想念にとらわれたと断定出来なくもない訳ですが、彼女や彼女の弟のことを思うに、特に彼女の場合は宇宙由来の魂であるということが、いろんな彼女に纏わる客観的事実を鑑みるにつけ、まんざら彼女の妄想でもないと自分には思えて仕方がないのです。


しかも彼女には一人娘が居りまして、当時十歳位であったでしょうか、その子に会ったことが有りますが、その子もまた世間的な普通の子供とは全く違っておりました。


初めてその子に会った時、彼女には自分のオーラが完全に見えていて、細かくオーラの状態や色の様子を彼女は話してくれましたが、自分には見えているのはどうもオーラだけではないように感じました。


この子はおそらく違う次元の感覚でみているのだろうなとその時、直感的に感じました。


親も親だし娘も物凄く変わっている、やはり普通の親子ではない何かを二人とも持っている、特に親についてはブレサリアンであることに自分は強い衝撃を受けていましたので、本当にこの人は宇宙由来の魂なのかも知れないなとつくづく思ったものでした。



続く

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