医療と薬(ワ〇〇ン)身体の相関関係 食について考える Ⅳ

何処のスーパーでもよく売られているアボカドは、自分も大好きで、たまに買ってはサラダと混ぜたりワサビ醤油で食べたりしていますが、非常に高カロリーで栄養価も高い食品として知られています。


今日本で売られているあの卵のような楕円のかたちの物は、99%以上が輸入で、しかもその殆どがメキシコ産のものなのですが、世界にはなんと六十以上のアボカドの種類があり、世界中いろいろな用途で食べられているようです。


アボカドも御多分に漏れず農薬が使われていますけれども、日本では輸入の際定期的に抜き打ち検査がされていることと、アボカドの良いところは日本に輸入されている品種は皮が非常に固くて厚いので、農薬が内側の実の部分に染み込みにくいという利点があるようです。(ただ数年前には残留農薬の検査で引っ掛かった事があります)


そして自分が時々購入するものに、ニュージーランド産のリンゴとキウイフルーツがあります。


そのどちらも身体にとっては非常に有益な、健康に欠かせない良い果物といえます。


そもそもニュージーランドという国は、世界的に見ても環境問題に対して非常に意識の高い政策をとっていますし、農薬などに対しても比較的使用量が少ない国の一つに数えられています。(が、この件については後述します)


さて、我が国日本の状況については果たしてどの様な位置付けなのでしょうか?


作付け面積当たりの農薬使用量を見てみると、日本は世界的に見て上位から十位を少し過ぎたあたりに位置しております。


しかしその前後には、中国や韓国を含めた東アジアのグループがかたまっており、実は皆さんが嫌っているイメージ的に良くないお隣の中国と日本は、農薬という括りではさほど変わらないというのが実情なのです。


何故中国という国がそのようにイメージが悪いのかというと、まず中国共産党という存在自体が日本の価値観と全く相容れないし、今一つ信用出来ないという事が根本にあります。


さらに以前中国の餃子の餡の部分にダンボールを混ぜていたということが発覚して、日本でもセンセーショナルにダンボール餃子として報道されていましたし、十年程前にも排水溝や下水に溜まった廃油から作った地溝油というものが流通していたりして、一部企業のただ儲かれば良いというあまりのモラルの低さが中国の食全体のイメージを悪くさせているのだろうと思います。


ただ、よく調べれば中国でもきちんと生産管理された農園も確かに存在し、我が家では中国産のものでも有機栽培の剥き栗については定期的に購入しています。


国別の作付け面積当たりの農薬の使用量については額面通りではなく注釈が必要で、果樹系の果物を栽培している国ほど害虫対策で農薬の散布が必要となり、上位のグループは南国系のトロピカルフルーツなどを栽培している国が占めています。


要はその国でどの様な農作物が栽培されているかによって、農薬の使用量自体が大きく変わってくるといった側面がある事を考慮に入れなければなりません。


ですから先程お話したニュージランドについては、リンゴやキウイフルーツなどは農薬をある程度使わざるを得ないという事情があるものの、輸出品の商品管理については、彼の国は比較的しっかりとしていると思います。



次回は日本の現状についてもう少し具体的に検証してみようと思います。



















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