医療と薬(ワ○○ン)身体の相関関係 酒と煙草について考える その四
アメリカの国立薬物乱用研究所という機関が出した、酒や煙草、ドラッグの害についての統計を見ると、使用量の増えやすさについては、ヘロイン、煙草、酒、コカインの順となっており、常習性の依存度については煙草、ヘロイン、コカイン、酒の順になっています。
また、オランダ国立環境研究所による同じような統計によると依存度はヘロイン、煙草、覚醒剤、コカイン、酒の順で、害の強さはヘロイン、酒、覚醒剤、コカイン、煙草の順となっています。
他にも世界各国で、酒や煙草、ドラッグ等の依存性の強さや人体に与える害についての様々な調査研究がなされており、酒や煙草については非常に危険なドラッグと同等かそれ以上の数値が出ているものもあります。
ハッキリ言わせていただくと、そういった調査対象に危険なドラッグと同列に酒や煙草が入っているという事を考えると、何故そういったドラッグ類は法律で禁止されているにもかかわらず、酒や煙草は禁止もされず野放しになっているのか不思議な気もします。
まあ酒については他のものに比べて、世界中何処でも(イスラム教の厳しい国以外)比較的安価で気軽に身近に摂取出来ますので、スコアがやや悪くなるのも考慮しなければなりませんが。
また、日本では大麻は非合法で、所持しているだけでも逮捕されてしまいます。
しかし実は煙草の方が遥かに依存性や身体に与える害が大きいということを考えると、以前選挙等で何故煙草は合法で大麻は非合法なのか、大麻を合法にしろという公約を掲げていた人達が居たのもあながち理屈の通らない話でもありません。
自分も身を以て経験したことですから、事実として毎日五十本前後、三十年(トータルでは四十年)以上休むことなく煙草を吸い続けてきたような人間です。
しかも煙草は酒のように休肝日というものもなく、休禁煙日を実施している人というのを聞いたこともありませんし、だいたい毎日数十本吸っている人がただ一日だけ吸わずにいられるというのも自分の経験から言わせていただくと有り得ません。
それほど強い依存性があり、我慢できないのです。
何度となく禁煙に挑戦しても、最初の一週間の禁断症状を乗り越えることができなかったというのも、こういった統計を見るといかに難しいことであったのかが理解出来ます。
しかし今の自分はある時以来、ただの一本たりとも煙草を吸っていませんし、外出時近くで煙草を吸っている人が居ると、その臭いが嫌で避けるためにその人からすぐに離れるようにしています。
以前に禁煙していた頃はその真逆で、煙草を吸っている人を見つけると何気に背後からこっそりとその人に近づき、鼻の穴をおっ広げて煙草の煙を必死に吸おうとしていましたので、近くでもしもその光景を人が見ていたら本当にギャグのような滑稽な話です。
いよいよ次回は何故…、後半へ続きます。
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