医療と薬(ワ〇〇ン)身体の相関関係 食について考える Ⅷ

前回のブログの最後の部分については実はそれだけで何章か費やさなければならない程にとても重要な要素を含んでいたのですが、書き出せばキリがありませんのでまたの機会に譲ることとして、この食について考えるというトピックもまだ書きたいことは沢山有るものの、ある程度で目処をつけなければ非常に長くなってしまいますので端折り気味に書いていくこととします。


いよいよ日本における食の問題の最重要ファクターで主役とも言える、食品添加物の問題について登場願います。


おそらく多くの一般的な消費者の方達は、スーパー等で食品を購入する場合、裏面の品質表示欄をいちいち見て確認をするといった行為はなかなかしていないのではないかと思います。


近所でとても人気のある、ごくごく普通の人達でごった返している店舗でも、購入しようとしている食品の裏面を明らかに読んでいる仕草をしている人達を殆ど見たことがありませんし、おそらく確認しているとしたら量とか値段を見ているのではないかと思われます。


昨今の円安による為替の影響で輸入品が高騰していることや、天然資源の高止まりによる物流コストの圧迫等で食料品が昨年来何度も値上げしている事を考えると、高齢者や家庭を任された主婦の方にとっては生活の遣り繰りも大変でしょうからそれどころではないのかもしれません。


ですから我国が食品添加物について非常に基準が甘いといった事実があるという現状を知ってみえる方は、一般的なレベルでは非常に少数派なのではないかと思います。


2020年現在、日本では約1500種類の食品添加物が認可されています。


この数字を見ても興味のない人にとってはさっぱり分からないのかもしれませんが、ヨーロッパの先進国からするとこれはとてつもない数字です。


しかも前回の薬の場合でお話しした通り、人にはそれぞれの個体差というものがあり、もしも総花的に全員が同じものを摂取したと仮定しても健康的に同じ様な症状が出てくるという単純なものでもありません。


しかし安全と言われている食品添加物のなかにも明らかに安全性に懸念のある食品添加物が多々含まれており、食品添加物が本来科学的に生成されたものが非常に多いということを考えると、そもそも論として安全性の評価にも現状では限界があることから、なるべくなら摂取を減らすための努力をするというのが賢明だと思われます。


食品添加物を長年の間食べ続けることにより、発ガン性の恐れのある添加物が体内に蓄積していって体内遺伝子に作用したり、また急性や慢性の毒性が体内に発露したりするという可能性は食べ続けること(体内蓄積量)によって突然急激に高まるのです。


では何故日本の現状がこのようになったのかと言えば、前回のアメリカ産果物でお話しした通りアメリカからの要望があり、今後についても更に規制緩和を求められ加速されうる可能性があります(曖昧な表示方法の変更等も含めて)。


我々が常々口にする物の添加物については、前に詳しくお話しした野菜を始め、果物、パン、ラーメンやうどん、そば、漬物(普通のスーパーで売られているものは添加物まみれ、確認してみて下さい)、加工食肉(要注意)、魚肉練り製品、チーズ、アイスクリーム、菓子、清涼飲料や食用油、マーガリン、言わずもがなのコンビニ弁当やおにぎり等々、我々の周りには殆ど食品添加物だらけといってもよい位添加物で溢れ返っています。


その様な絶望的な状況の中でも食品添加物の摂取を少しでも減らすためには、これも前にお話しした通り家の周りで無農薬の野菜を売っているところを探すことや、食品添加物を減らす努力をしている業者から購入する(応援する意味に於いても大切です)、加工食品をなるべく買わないようにして自分で調理するなどの事を日々心掛けることが自身の免疫力のアップにも繋がり、ひいては健康を維持することにもなるのです。



続く



コメント

このブログの人気の投稿

わが町の隠れ吉利支丹にまつわる話 その八

わが町の隠れ切利支丹にまつわる話 その十