愛知県江南市 「あじさい寺」 音楽寺

愛知県江南市にある琴聲山音楽寺が、紫陽花の花が丁度見頃ということで行ってきました。(キンセイザン、ことのひびき、オンガクジ、おんがくのてら、名前がとても良いですよね)


こちらのお寺は創建が元暦元年(1184年)ということで、江南市では最古のお寺として長い歴史があり、地元では「あじさい寺」の名称で愛されていて、境内には15種類、1200本の紫陽花の花が咲き乱れておりました。

日本という国は、本当に歴史の古い寺社が全国、身近に有るのですね。





南からの道沿いにも沢山の紫陽花が植えられていました。

御本尊である薬師如来像。


薬師如来さんの真言(呪文のようなもの)は、「オン コロコロ センダリマトウギソワカ」で、その名の通り病魔を除き払いたまえ、という意味があります。

いろんな仏様の真言は、車での仕事の行き帰りにCDでよく聴いていました(笑)。

ちなみに自分が一番好きな真言は不動明王の真言で、ここはちょっとヤバいなと感じる時にはお不動さんの真言を唱えるようにしています、お不動さんの真言は断ち切る力が凄いので。


このお寺のもう一つの特筆すべき点は、 16体の円空仏が安置されていることでしょう。

円空さんは江戸時代前期、美濃の国竹鼻の生まれで(現在の岐阜県羽島市)、粗削りで独特な仏像を生涯十二万体彫ったとされており、現存している物は五千体以上、特に愛知県では三千体、岐阜県でも一千体残されており、この地方では沢山の円空仏を見ることが出来ます。

生地である羽島市には円空資料館があり巨大な円空仏を見ることが出来ますし、愛知の諸寺や美濃の各地にも、岐阜市を始めあちこちで円空仏の所蔵品を収めた展示館が点在しています。


紫陽花は今が見頃で、お隣の公民館とお寺の裏側(南側)にも駐車場があります。


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