SNS 魑魅魍魎（ちみもうりょう）が跋扈（ばっこ）する世界

もう十年以上前のことになりますか、FaceBookをやっていた時期があったものの、ある事情があって全くやらなくなってしまいました。

それが最近またやってみようと急に思い立ち、一ヶ月位前に写真とプロフィールを整えて再登録しました。

そうしたらすぐに友達申請がやたら毎日来るようになりまして、最初はまったく訳が分からずに『友だちになる』をクリックしていたのです。

それと同時にメッセージなるものが急に来出して、見方も分からずにそのまま放置していたものの、今勤めている福祉法人の同僚で少し操作に詳しい人がちょうど居ましたので、彼に聞いてメッセージを読めるアプリをダウンロードして読み込んで見ました。

そして、見てみたそのメッセージの中身たるや、極めて怪しさ満開のものが結構あり、そういった人達の半分以上はまず日本語自体がどう考えても明らかにおかしくて（まるで翻訳機の文の様）、名前は日本人なのにあなたは絶対日本人じゃないだろうと思わず突っ込みたくなるような内容でした。

それから変な日本語の人達に多く見られたのが、まるでAIで顔を作成しているのではないかと思われる不自然な写真や、やたらとセクシーさをアピールしているような写真を載せているというものでした。

そういった人達のなかにはLINEを繋いでほしいとしつこく迫ってきたり、モロにセ○○○しませんかと送ってくるとんでもない輩もいましたし、あと友達になって出会いを求めているからなのか、突然一方的に電話をしてくるような方も居たりしました。（勿論そんなものには出ませんが）

しかし途中からこちらもだんだんわかってきましたので、やたらとセクシーな写真を載せていたり明らかに出会いを求めて来られた方は、速攻で削除させて貰い、友達申請についても基本データをしっかり確認し、どういった内容をフェイスブックに載せているかということをしっかりとチェックして、然る後に自分の意向に添うような方のみを申請受理するようになりました。

あとは1/4程の人が情報商材や投資系絡みで利用している方達、そして残りの人が趣味や一般的な投稿者といった割合の感じでした。

いろいろとメッセージが来た中でとんでもないものを挙げると、外国の方で「あなたの内容がCEOのザッカーバーグの目に止まり、賞金を受け取る権利ができましたがどうしますか?」というもので、御丁寧にも賞金を受け取って喜んでいる人達の写真を何枚も送ってきていました。

自分は丁重に、賞金は別に要りませんのでどうぞ他の方にその権利を譲ってあげてくださいと伝えたものの、何度もしつこく、本当に放棄していいのですか？と言ってきたりしていました。

また別のパターンでは、海外に居住していて体を壊して重篤な健康状態にあるのだけれども、資産がたくさんあるのでボランティア団体に資産を寄付したいので手伝って欲しい、ということをしつこく言って来るという人も何人かいました。

（面白い位にパターンが一緒なのですね、マニュアルでもあるのでしょうか（笑）。

おそらくこういった人達は自分の個人のデータの内容や、載せている記事をしっかりと精査したうえでアプローチをして来ているのでしょう。

果たしてこんなあからさまな詐欺的なものに引っ掛かったりする人が居るのかとも思ったりもしますが、ある意味これも形を変えたオレオレ詐欺みたいなもので、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる式で残念ながら騙されてしまう人も世の中には居るのでしょう。

この様な詐欺的な話を振ってくるのは外国人の名前を騙っている、若しくは今海外に居るという人が多く、またセクシー系で男を釣ろうとするのは日本名を名乗った外国の人（東洋系）が特にに多いように感じました。

そして出会い系を求めてくる人達の割合は、日本とその他の人々が3:7といった感じでしょうか。

別にFaceBookで出会いを求めるのも、真面目に探して見える方も居るでしょうしその人の自由なのですが、なかにはこちらが連れ合いが居ますのでゴメンナサイと断っているにもかかわらずしつこく言ってくる人がいて、そういう人は非表示にして葬っています（笑）。

今回もそうですし常々思っていることなのですけれども、ネットという世界は対面で実際に会って話をする訳でもなく、写真や名前もはたして本物なのかどうかということも実際にはわかりませんので、個人が特定出来ないという相手が見えない世界なのですね。

ですからその特徴である匿名性という観点から言えば、人の魂に隠された本音の想いや癖性分がモロに表に現れやすい世界であるということが言えるし、このことについては霊界の摂理ととても似た部分があるように思うのです。

魑魅魍魎（ちみもうりょう）というのは様々な妖怪変化、化け物のことを言うのですが、己の我欲のために人を陥れ悪巧みをする輩もその化け物達の範疇に入っており、ネットの世界というのは本当にそういう人達がうようよ跋扈（ばっこ）している世界なので信じ易い方々は特に気を付けなければいけないと思います。

たったの一月で本当にいろんな人を垣間見る事ができましたし、この世というものは本当にあらゆる階層の魂がいるもので、だからこそこの世は面白くもありまた学びにもなるのですが、今更ながら日本人の霊性の高さについても認識する機会を得ることが出来ました。

それと毎回ネットのコメントを見ていてとても気になるのは、自分が嫌だからと直ぐに相手を否定するコメントをする人が結構多く見られることで、これはいろいろな出来事についてやたらと批判や糾弾をするということにも繋がる結果となり、それが単に個人の感情的なものなのか、理性や道理からいって整合性のあるものなのかということを自分を含めて戒めなければならないことだと思っています。

人はなかなか違う価値観の人を受け入れるということは案外難しいもので、自分は通常人のことをあまり気にしない様にしていますが、どうしてもこの人は苦手で駄目だという人がどなたでも居ると思うのです。

そういう苦手な人はなるべく自分から遠避けて関わらないようにすると、心のモヤモヤも無くなり平穏を保つことができるようになります、自分にも一人だけどうも駄目な人がいて、そのように割り切っています。

（このブログを書いたあと、プロフィールを何気に見ていたら交際ステータスという欄があるのを見つけました。

すぐにクリックして既婚にしておきましたので、これで怪しげな人が寄ってこなくなれば良いのですが（笑）どうなる事やら。

それと、やたらと外国人の友達申請が多いのですが何でなんだろう？プロフィールも日本語で書いているし、これが普通なのだろうか。

以前に会社をやっていたときも、やたら宗教家や霊的な素養のある人達が来ていましたので、魂に裏書きされたエネルギーのようなものを感じ取る力が本来の人間には備わっているのだろうと思います。）

また進展がありましたら書かせて頂きます。