ジャパンブランド調査 世界から見た日本 その六 中国共産党の闇

自分はですね、海外の人達のYou Tubeを見たりブログを読んだりすることが結構多いのですが、その中には現地の中国人のコメントを載せたブログもあり、これがまた、なかなか面白いのです。


日本から見ると中国と韓国は似たような印象を持たれているかも知れませんけれども、こと日本に関する限りにおいて全く両者は違っていて、韓国人は日本に対して非常に屈折した感情を持っているのに対して(何度も当ブログで指摘している通り)、中国の人達は日本に対してはとても達観したところがあり、実は冷静に日本のことを見ている人が多いのです。


まあどちらも拝金主義的なところはありますけれども(同じ中華思想、儒教思想の価値観の為せる技か?)、現地の普通の中国人は共産党や党員と結構距離を置いている人達が多くて、共産党政府のことをコメントで辛辣に皮肉ったりしています。


あるブログを読んでいて、とてもおもしろかったトピックがありまして、我々の中華文明の真の継承者は実は日本なのではないか?ということを話しあっている現地のトピックを見つけました。


これはいったいどういう事かと言いますと、先の大戦の後、毛沢東が蒋介石の国民党を台湾に追い出し共産党政権を樹立したものの、文化大革命によってあらゆる中国の歴史的な文化を破壊し尽くしてしまった為に、その残り香を大切に現在まで継承し残しているのは実は日本なのではないか?という話で、多くの中国人達が国の現状を嘆きつつも同意のコメントを多数残しておりました。


これは現在の京都や奈良などで唐代の文化財等を日本が大切に保管、継承してきた事に対しての反応なのでしょう。


自分はハッキリ言わせて頂くと今の中国共産党政府は全く評価していませんし、共産党の恩恵にまったく預かっていないごく一般の中国の方達が政府を皮肉るのも至極当然のことなのではないかと思うのです。


古くは毛沢東の農業政策の失敗により、数千万の農民の餓死者を出した事や(一説には5000万人)、文化大革命の紅衛兵達による暴走で古来から有った中国の文化や旧資本家、知識層達を抹殺しまくったという暗い歴史が彼の国にはあります。


また、嘗ての内モンゴルに対する干渉やチベットでの大量殺戮は世界に知れ渡っておりますし、現在でもウイグル自治区でのイスラム教徒達への文化的抹殺行為や強制収容等の弾圧政策、また香港の民主化運動勢力を一網打尽に投獄したような彼等のやり方は、決して我々と相入れる価値観を共有するものではありません。


中国は香港返還の折に、今後100年間は香港の民主化の体制維持を保証すると世界に高らかに宣言したのですよ!


彼等に訊きたいのは、返還されたのは一体何年前の事なのですか、いったい彼等は単純な計算も出来ないのでしょうか?


ロシアや北朝鮮についても全く同じ様な状況と言えますが、共産主義国家というものは、所詮は人間がその為政者である限り正しく機能するということは絶対に有り得ないのです。


そこには上に立った者達の利害が必ず生まれ、権力闘争や殺し合いが発生し、国の私物化が必ずと言って良い程起こっています。


中国では未だに賄賂の問題が非常に深刻になっており、国のトップの連中から地方の一役人に至るまで、国の金を横領し私物化しているということが一般の国民に知れ渡っています。


もしも神的な存在が共産主義国家の為政者であったのであれば、その社会は理想的な、まるでユートピアのようなものとなったことでしょう。


しかし彼等は決して神などではなく、所詮は人間の魂を持った者たちであり、唯物論で神を否定してロシア正教や中国の法輪功の人々を弾圧、虐殺し、権力者をまるで神であるかのように崇めることを強要し、勝手に法律を都合のよい様に変更して権力の座を欲しい儘にしようとしている者たちなのです。


対日本との関係で言えば、南京大虐殺の政治的プロパガンダを利用して日本のことを未だ陥れようとしておりますし(戦闘行為が無かった等とは言っておりませんよ、彼等の主張は明らかに誇大であり嘘が多数混じっていると言っているのです)、尖閣諸島の問題についても、島の近海に大量の海洋資源があるということがわかった途端に突然領有権を主張しだし、今では毎日のように領海侵犯を繰り返しています。


自分に言わせれば、神の摂理を否定した時点で既に人としての善なる良心を削がれたも同様で、悪魔に魂を売り渡しても仕方が無いような境地に陥りやすい状況が彼等の中にに生まれているのです。


中国の今の共産党の状況が、まさにその様な状態なのです。















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