ジャニーズ事務所社長、交代の茶番劇!

ジャニーズ事務所の社長であった藤島ジュリー景子氏がやっと社長を退任して、表舞台から退くということがSNSのニュースに出ていました。


そして後継の社長にはジャニーズ事務所の所属タレントで、事務所の長男格である元少年隊の東山紀之氏が社長に就任し、九月七日に会見が行われる模様です。


少し前にもこのブログでジャニーズの元社長であったジャニー喜多川氏の性犯罪について検証し糾弾したトピックを載せましたけれども、お時間のある方はどうぞそちらもご覧ください。


今回の退任は、ジュリー氏が今年の五月に自分はジャニー喜多川の所属タレントの少年達に対する性的行為については全く知らなかった旨の釈明会見を開いてから、そんな筈はないだろうと散々周りに叩かれまくってやっと彼女は観念したのか、それが結果として今回の社長退任劇に至ったという経緯にしか自分には思えませんでした。


前回のブログを載せてから後にもいろいろな人からの証言が跡を絶たず、なかにはとても文字で書くこともはばかられる様なとんでもない性的虐待もあり、よくぞまあそんな事が数十年のあいだまかり通ったものだと呆れて言葉もありませんが、ジャニー喜多川が何十年間にわたって行ってきた性的行為の数々はまさに性犯罪以外の何物でもありません。


自分は日本の芸能界のアイドル的な体質や芸能ゴシップ等には一切興味は有りませんけれども、こういったジャニーの犯罪行為が長年の間野放しにされてきたという事実については強く警鐘を鳴らさずにはおれません。


今回の事から言えるのは、日本のテレビ局や大手新聞媒体、電通等の大手広告代理店、大小のマスコミの殆どが、その媒体としての矜持を果たすことなく、ジャニー喜多川という芸能界やマスコミに対して絶大な影響力を持っていた人間に圧力を掛けられ、己の利益や保身のために彼に対して忖度していたというのが厳然たる事実なのです。


しかし外国の国営放送であるBBCによって日本の芸能界の闇が世界中に暴かれるに至り、やっとその事実を認めたという経緯を思うと、如何に今回の事件に関わっていた彼等がいびつで不誠実の罷り通った世界に安穏としていたのかということが世界に知れ渡ったということでもあるのです。


今回立ち上げられた外部の検証委員会は、こういった性的虐待が長年の間続いたのは、閉鎖的で同族経営の弊害がもたらしたものだとして、抜本的な体制の刷新を事務所に対して強く求めました。


しかし蓋を開けてみれば何のことはない、結局は看板をすげ替えただけでジュリー氏が所有している事務所の株は手放すこともなく、社長を降りたというだけで主要な役員に留まったままでは何ら抜本的な体制の刷新にもならないのではないでしょうか?


ジュリー氏と東山紀之氏は一時期結婚するのではないかと言われていたほどの蜜月な関係で、東山氏はジュリー氏の母親のメリー喜多川(ジャニー喜多川の姉)の寵愛を受けていたというのは有名な話ですから、そういった点からも結局は事務所の本質は何も変わらず、ジュリー氏が新社長の裏で「院政」をひいて彼女の思うがままの影響力を行使する運営がなされるのは見え見えだと自分には思えてなりません。


例えばですが東山氏が事務所の株の半数でも譲渡されれば話はまた別なのですが、彼には社長という肩書以外の権限はなく、ジュリー氏の意向に反して事務所を劇的に変えていくというような事は彼の立ち位置からいって将来的に恐らく有り得無いと思うのです。


しかしこれからの彼の手腕に期待しつつ、注意深く見守っていこうと思います。


今回のジャニー喜多川の一件の顛末は、ただ単に日本の芸能界の歪んだ闇を炙り出したというだけではなく、その様な事はどんな世界にも当て嵌ることであり(政治や社会システム、教育や医療、環境や科学との整合性、世界情勢のパワーバランス、国や人種間の対立に至る問題などありとあらゆる事柄について)、正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると魂の尊厳と自由意志に基いてハッキリと言える社会こそが(霊的な摂理からも)人が人として生きることができる社会であると言えるのではないでしょうか?



今回はジャニーズの社長退任というニュースについて、つらつら思ったことを書かせて頂きました。

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