佐久良太(さくらだ)神社 春の例大祭
こちらは尾張の平野部より気候が少し寒いせいか桜が未だに咲いていますが、およそ二週間遅れといった感じでしょうか。
満開の桜を二度も観られて、日本人として生まれて本当に嬉しい限りですね。
岐阜県加茂郡白川町の黒川地区には、ヤマタノオロチ伝説の言い伝えがあり、佐久良太神社では毎年その伝説に因んだ祭りが行われています。
今年は四月二十一日の日曜日、例大祭が行われました。
この神社は、神亀元年(724)泰澄法師により勧請された御鎮座千三百年にも及ぶ由緒ある郷社で、
黒川地区全域を氏子地域とし、4地区による輪番制でお社を守って例大祭が行われています。
ヤマタノオロチ伝説というのは、この地区で暴れていた大蛇を見るに見かねた天照大神が、須佐之王命(すさのおのみこと)に退治を命じて、激闘の末、大蛇は須佐之王により成敗されます。
そこで、佐久良太神社の御祭神である菊理姫命(くくりひめのみこと)が大蛇を諭して、黒川を護る様命じ、オロチは龍神となってこの地域を護る神となったというものです。
神社の境内側から見た黒川の景色。
女花神輿。
男神輿。
お囃子車。
花笠踊り。
佐久良太神社にまつわる神々。
地元の少女達が神々に扮しています。
オロチの入場。
黒川という地名は、実際に地区の中央に黒川という川が東西に流れている事からその名がつけられました。
今回、天気予報はちょうど昼頃からあいにくの雨予報でしたが、例大祭が奉納されている間は雨は降らないと言われているとおり、十三時半からの祭事以降殆ど傘をさすこともなく無事に執り行なわれました。
天候があまりにも言われていた通りになりましたので、これは本当に菊理姫と雨の神でもある龍神のお力添えによるものなのかも知れないと、どんより曇った空を見上げながら思わず夢想をしてしまいました。
終わり。
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