夢について考える その九 人が死ぬ間際に見る夢とは 

今回の章を始めるにあたって、前フリ的なお話を少しさせて下さい。


皆さんよくご存知のコロナ騒動については、これはこれで突っ込みどころ満載の茶番だったということが(日本を除く)世界では段々と暴露されて来ている様ですが、この世界を巻き込んだ大騒ぎを霊的な見方で捉えると、いささか困ったことになっているのですね。


それはいったいどう言うことかと申しますと、コロナに罹患して亡くなった方や、ワクチンの接種により身体に不具合を起こして急に亡くなってしまった方達のなかに、魂が浮かばれない状態の方が結構みえるということなのです。


つまり、亡くなった方達の魂が本来帰るべきところに戻らずに、不成仏霊の様な状態になっているという事なのですね。


何故そのようになってしまったのかと申しますと、コロナやワクチン接種で亡くなった方達のなかには、容態が急変してあまりにも突然に亡くなってしまった方が多かった為に、ご本人が自分が既に肉体が無くなっている(死んでいる)という自覚を持つことが出来ていない人がみえるという事なのです。


これは一般的にも意外と有り得るお話でして、人間は死んで肉体が消滅したらそれで一巻の終わり、魂や幽霊などというものはある筈が無いと頑なに信じている人(特に年配の男性が多いですね、所謂ガンコ爺という奴です)は、想いの意識だけは未だ残っているので自分が既に死んでいると理解することが出来ずに、浮遊霊のような状態になったり、その時の想いの念が強ければ地縛霊の様になってしまったりするのですね。(一瞬で亡くなる事故死なども、死んでいるという自覚が出来ない場合があります)


かく言う自分も、過去に高校時代の同級生が亡くなった時に取り憑かれてしまって非常に困ったことがありました。


彼もまさかそこで自分が死んでしまうなどとは思ってもいなかったでしょうから、混乱してすがる様な気持ちだったのだろうと思います。


何せ彼は容態が急変してアッという間に亡くなってしまい、それまでは具合が良くなったら何処そこへ一緒に行こうというような話を自分にしていましたから。


そういった固執する気持ちが無い素直な心の人や、魂には帰るところがちゃんとあるのだと自覚しているような人は、肉体の死後何日かの間は現世に留まっては居るものの、自ら戻るべき魂のふる里へ自然にかえっていくのです。


これと似たようなお話で、癌などの肉体に致命的な病気に罹って医者から末期であると突然宣告されたような人は、否応無しに死と対峙しなくてはならなくなりますから、その葛藤たるや筆舌に尽くしがたいものが有ると思います。


今はどうか分かりませんが、以前は本人があまりにもショックを受け過ぎて生きる気力を無くしてしまうために、癌であるという事を当人に告知しないという時代も有りました。


因みに自分は、肉体が無くなる(死ぬ)ということについては、当然ながら全く恐れや恐怖というものは一切ありません。


突然死を宣告された人が何故物凄い葛藤に襲われるのかといいますと、その様な人は今の状態が全てであって、死んでしまったら跡かたもなく自分がこの世から消滅してしまうという恐怖から絶望的な気持ちになるのでしょう。


その様な価値観しか持ちあわせていない様な人達を救う重要な役割を果たすのが、彼等が死を迎える前に見る夢なのです。


死を目前にした時に見る夢は、比喩的な曖昧な表現を以て一見理解し難いものとして現れてきます。


それは臨死体験と共通するものがあり、例えばキリスト教徒であれば、大いなる存在が見守ってくれて導かれる様な夢や、別のところへ旅をする、今の状態を通り過ぎて全く別の場所へゆく、といった夢を頻繁に見るようになり、死というものが終わりではなく、その先に待ち受ける何かがあるということを比喩的に予感させてくれます。


そういった場合によく現れるのは、光に導かれたり、移動した先が眩い光の世界であったという夢であり、自分は個としてのバラバラの存在ではなくワンネスの一部であるという充足感に満たされる夢で、その様な夢を見ることで死に対する恐怖から解放されて、安堵した状態で穏やかに死を迎えることができる様になるのでしょう。


それはもしも魂の世界というものがあるのならば、死というものは決して恐れるものではなく、來世がどれ程素晴らしいものであるのかということも予感させるものとなります。


夢というものは、決して大袈裟な比喩では無く、我々の人生を照らす案内人であり、たとえどんなに困難な境遇のときにも光を与えてくれる先導者でもあるのです。


それに深く関わりをもっているのが霊的な摂理なのです。


人にとってとても大切なことは(一番大切なことなのかもしれません)、人生を終わらせる瞬間にいったいどの様な想いであったのかということが、來世へと繋がる架け橋となり魂を次なる段階へ昇華させる重要なファクターとなるのですね。



今回のトピック、終わります。













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