日本の将来を左右する衆議院選挙 その一 自民党は何故腐ってしまったのか?
本来であれば物事は順序立てて進めていくものですが、衆議院選挙も二十七日の投票日まで後六日と差し迫っておりますので、結論のトピックを最初に持って来ようと思います。
日本の政治の世界は、アメリカとの太平洋戦争に負けてから今日に至るまで、実に多くの期間を自民党系の政党が政権を担って参りました。
しかし、このブログの政治系のトピックで頻繁にお話している通り、組織というものは所詮人の集まりな訳ですから、長年に渡る時を経ているうちに、最初の崇高な理念が段々と形骸化して歪められてゆき、自民党という政党もその大きな図体で権力を行使する為だけに存在しているのではないかと言われても仕方が無い程に末期的な状態になっています。
最初に断っておきますが、自分は決して右翼でもゴリゴリの保守でもありませんし労働者の為の代弁者という訳でもありません。
あくまでも自身は中庸の立場であると自認しています。
(但し、唯物論的な共産主義者とは、自分の本質である霊的な摂理と全くと言ってよい程価値観を異にしていますので、彼等の社会主義思想についてはハッキリとここで否定しておきます)
自分は、ただひたすらにこの日本という国に生まれたことを誇りに思い、日本のことを意図的に貶めようとする様な連中には正論で戦いつつも、少しでも後世の若い世代のためにより良い日本という国を残していきたいと願っているだけなのです。
自民党が何故これまで政治の世界で権力の中枢の座に居座って来られたのかというのは、ひとえにその集票マシーンとしての機能が強力な延命装置として働いて来たからに他なりません。
そもそも自民党というのは、地方の小さな市町村レベルから都道府県、国の中枢としての国会レベルに至るまで、ガッシリと組織化されたピラミッドの様な構造になっていまして、それぞれの段階が様々な企業や各種団体と利権で繋がっており、それが全体として強力な集票マシーンとして機能しているのです。
今回問題となっている統一教会の問題、あれなどはほんの氷山の一角に過ぎず、政財界を始めありとあらゆる団体と密接に繋がっているうちの、たまたま統一教会との裏金の問題が世間に露見したということに他なりません。
以前にも一度お話しましたが、笑点でお馴染みの林家木久蔵さん(現木久扇さん)が、ラーメン好きが高じて日本ラーメン党という組織を立ち上げたもののなかなか上手く行かず、彼はある時ラーメンと言えば中国が本場であるとハタと気付きまます。
そして彼は、当時中国と強いパイプが有ったのは、中国と国交正常化を成し遂げた首相を務めていた田中角栄さんであったことから、彼に中国との縁をとりなして貰える様に田中角栄事務所まで頼みに行ったのです。
しかしけんもほろろに断られ、それでも諦め切れずにまた事務所へ行ったところ、たまたま角栄さんがその場に居たそうですが、「君等はいったい何なんだ、ワシは忙しいんだ」と一喝されたてしまったそうです。
それでも木久蔵さんは怯まずに、ラーメン党の話と会員が全国に沢山居るということを彼に話したところ、「君ぃ、その話を最初にせんかね!」と角栄さんの態度が突然豹変して、結局中国との縁を執り成してくれたそうです。
せっかく角栄さんに取り成して貰った中国での事業展開は結果的に成功はしなかったそうですが、この逸話は如何にも自民党の体質というものを如実に表しています。
要は角栄さんは、ラーメン党の会員の票が欲しかったのですね。
この様に自民党というのは、ピラミッドのあらゆる階層の夥しい数の団体や企業と密接に繋がっている為に(口利きや利権、政治献金、裏金、便宜を図る等々)、安定的な基礎票をシッカリと固めて政治の中で権力の行使者足る地位を維持することが出来てきたのです。
誠に残念ながら今回のお話は、自民党の表側にはなかなか出て来ない、我々庶民があまり知らない裏側の黒歴史であるというのが厳然たる事実なのです。
ただ一つだけ言っておきたいのは、自民党の議員さんのなかにも、崇高な理念や高い政治意識を持った人達も居るというのは紛れもない事実です。
しかし段々と議員としての年齢を重ねていくと、地位や名誉などの権力欲にとらわれ、我欲という保身に己の心を支配されていく様を彼等の派閥の領袖達に見出すのはいとも容易なことです。
何故自民党系の議員に特に世襲議員が多いのか、それは自民党の議員であるということは、ガッチリとした集票機能が働く為に選挙も強く、非常にオイシイ利権を容易く手に入れやすいということに他なりません。
こんなオイシイ商売、内輪の事情を知っていればみすみすアカの他人に渡したいとは思わないでしょう(笑)。
この話はまだ続きます。
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