医食同源 食がもたらす心と身体の病について考える その十一 食の安全保障 何故日本の伝統食が破壊されてしまったのか(2)
一応建前としては、脱脂粉乳は戦後の混乱期であった食糧難の時代に、アメリカの民間団体の援助として(←ここ大事)学校給食というかたちで供給されています。
前回お話をしました通り、これは栄養価がどうこうとか援助して貰ったいうお話にすり替えられそうですが、そもそも美味いか美味くないかという様なレベルのものでは決してありません。
まあ要は、乳製品を作る為に牛乳から乳脂肪分という旨味を取り除いた絞りかすであるというのが現実の話であって、アメリカでは破棄されるか、家畜の飼料にでもされるような類のものが援助物資として日本に送られてきたのです。
地域によってタイムラグは有りますが、普通の牛乳に置き変わるまで、戦後20年近くのあいだ飲まされてきたのですね。
もう一度、その味を知らない若い方達に念を押しておきますが、味の観点から言わせて貰うと、あれは絶対に飲み物などというレベルの代物では有りません!
そして、実はこれと同じ様なことが、戦後の日本では堂々と行われてきたのです。
皆さん、ここで江戸時代の食料事情というものをを思い浮かべてみて下さい。
昔は米を主食として、彼等は自分達で食べる食料は自分達で生産して賄ってきたのです。
即ち100%自給自足の、完全な循環型社会を実現していたのですね。
それが明らかに変わっていったのは、日本の敗戦により日本人の食生活がアメリカの農産物を消費する様に意図的に変えられていったことによるのです。
言い換えると、アメリカの生産者の余剰農産物を買わせるように仕向けられ、日本はその処分場となっていったのですね。
貿易自由化という旗印のもと、アメリカの農産物を買わされ、消費させられることによって、日本の食料自給率は下がりに下がって、日本の農業は弱体化して今では惨憺たる状態になっています。
2024年度の統計でも、カロリーベースで食料自給率は約38%と四割を切っており、その足を引っ張っている主な農産品は、アメリカを中心とした小麦粉や大豆、とうもろこしや畜産物等です。
国防というものは、何も兵器や国防費を増やすということだけではなく、食料自給もまた大切な国防の要素なのですね。
何故ならば、外国に食料を依存していると、いざという時には自分達が食べる分の食料があっと言う間に枯渇してしまうからです。
戦後の日本人も、はっきり言って主食は殆ど米しか食べていなかったのですが、アメリカが自分達の小麦を食べさせるために取った戦略は、慶応大学の有名な教授を使って、「米を食うと馬鹿になる、だから日本人は小麦を食べなければならない」という趣旨の本をベストセラーに押し上げ、新聞やマスコミもこぞって取り上げるなど、アメリカの片棒を担ぐ様な行動を取ったのですが、要は当時から、日本のマスコミは既にアメリカ様の言いなりだったのですね。
更に昭和30年代に入ると、小麦を使ったレシピを世間に普及させるために、キッチンカーを全国に走らせて小麦消費に努めています。(これも全てアメリカが裏で手を回してやった事です)
そしてトドメは、前出の脱脂粉乳とパンの学校給食の常食化です。
日本古来の日本食を中心とした食生活から、今の様に国民が洋風化への道を辿っていったのは、アメリカの余剰農作物を日本人に消費させるための戦略的政策であったとも言えるのですね。
さらに現在では、アメリカ穀物メジャーはゲノム編集の農作物を日本に広めようとしていますし、日本の種子法を改正させて国や県が持っていた品種改良された良い種は企業に提供せよという法律を作ってしまいました。
さらには種苗法迄改定して、登録品種の自家採種を原則禁止としてしまいました。
これらの目論見の本当の目的は一体何処にあるのか?
それは種の知的財産権を強化することによって、穀物メジャーの利益誘導、強化を補完することに他ならないのです。
追伸
今となっては我が国の食の洋風化は進みに進んで、「四毒」まみれの状態となっているのが現実です。
それに伴い、癌やその他の重篤な身体や心の疾患、アレルギー等も、以前に比べると何倍、何十倍というレベルで蔓延することにより、アメリカの農業生産者や穀物メジャーだけでなく、医薬品や化学メーカー迄もが日本でボロ儲けをするというシステムが構築されてしまっておりますが、皆さん、果たしてこの現実についてはどう思われますでしょうか?
日本の食料自給率についても、見るも無残な状態であると言うのがれっきとした事実なのですが、本当にこのまま好き勝手に彼等にやらせておいても良いのでしょうか?
今の日本の為政者達は、確実にアメリカの忠実な下僕(しもべ)であるということを最後に皆さんにお伝えしておかなければなりません、誠に残念なことですが。
続く。
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