日本のポップ・カルチャーの影響力 ついにローマ教皇庁にまで?
今回は、「パンドラの憂鬱」という日本に関する海外の翻訳ブログで、日本のアニメの影響力がついにローマ教皇にまで及んだという記事ををご紹介致します。
ローマ教皇が住んで居られるところは、イタリアの「バチカン市国」という一つの国として独立しておりまして、現在のローマ教皇は、第266代フランシスコさんという方でアルゼンチン出身、日本史にも載っているあのフランシスコ・ザビエルで有名な初のイエズス会出身のローマ教皇なのです。
ローマ教皇庁は、今回のローマ巡礼者に対して特別な赦しを与える「Holy Year(聖年)2025」の公式マスコットとして「ルーチェ」を公表しましたが、そのマスコットがまるで日本のアニメキャラの様だと海外で話題となっています。
聖年主任主催者であるリノ・フィジケラ大司教と
ルーチェ(イタリア語で光の意味)。
「聖年」というのは日本では全く馴染みがありませんが、ローマンカトリック教会に於いて「ローマ巡礼者に対して特別な赦しを与える」年として、教皇ボニファティウス8世が1300年を聖年として定めたのがその始まりです。
(因みにプロテスタントには、この様な行事はありません)
何せ日本では、キリスト教徒の信者数は人口の約1%で、そのうちのカソリックの信者は更に少なく、自分が住んでいるお隣の岐阜市の人口(約43万人)位しか居ませんから、聖年や巡礼が何なのかということが分からないのも無理はありませんん。
聖年は、以前は50年、現在では25年毎に行われており、巡礼者の必携アイテムである雨除けのレインコートと杖を持っています。
ルーチェには、天使を初め沢山の巡礼者の仲間達もいます。
このキャラの考案者は、イタリア人のシモーネ・レニョさんという方なのですが、キャラが日本風であるのは教皇庁も十分に意識していて、イタリアの若者たちの間で非常に人気のある日本のアニメやポップカルチャーを取り入れることによって、聖年の行事やローマ教会の事を若い世代にもっと広めていきたいという想いが有る様です。
下のアニメは「パンドラの憂鬱」に載っていた、彩波レイというとても有名なキャラだそうで(自分は全く興味がないので分かりません)、「エヴァンゲリオン」というアニメの主人公キャラで、人造人間で何度も生と死を繰り返しているという設定だそうです。
イマイチ自分には理解しかねますけれども、自分なりの霊的な言い方をすれば、半人半霊の状態を繰り返していると言うことなのでしょうか?
この綾波レイとルーチェは、どちらも青髪の少女で天使の魂を内包しているということだそうですから、もしかしたら綾波レイのキャラにルーチェの作者がインスパイアされたのかもしれません。
コメント欄をざっと見てみると、カソリック系の国を中心にして、否定的な意見や戸惑いが二割ほどでしたが、非常に肯定的に受け止めているコメントが大多数をを占めていました。
これは、日本のマンガやアニメ、ゲームのキャラなどが日本人が認識している以上に世界中に広まっていて、文化的な影響力を与えていると言うことに他なりません。
十五年以上前には、この様なものは(特にアメリカで)「weaboo」と呼ばれていて、日本かぶれのオタク的な意味でどちらかというと馬鹿にされていたニュアンスがありましたけれども、今では完全に世界の若者達のポップカルチャーの主流となって、彼等の心をガッチリと掴んでいる様です。
また、「聖年」の巡礼についてですが、スペインにも、聖地サンティアゴ・デ・コンポステラを目指す巡礼の旅がありまして、これはキリストの弟子の一人であるヤコブの遺骸がそこで見つかった事から、キリスト教徒の世界三大巡礼地(後、ローマ、エルサレム)の一つとして多くの信者達がサンティアゴを目指すようになりました。
巡礼のルートは四つあり、歴史的な意義によりその全行程が世界遺産に登録されています。
巡礼者には、行く途中手帳にスタンプを押して貰うというシステムもありますので(御朱印とは違いますが)、これは四国の巡礼巡りと全く同じ様な感じで、行った先々では巡礼者はやはり慰労やおもてなしを受けるそうです。
聖地を目指すのとお寺巡りをするのでは、若干の違いは有るものの、巡礼者に対する敬意は世界中何処でも同じなのですね(笑)。
追伸
以前、昔の友人に、赤い帽子を被っていると言われたことがあり、どうやら過去世でバチカンか何処かのカソリックの国で司教をしていたという人生が有った様なのですが、過去ログに隠れ吉利支丹の人生についての記憶の面白いブログもありますので、ご興味のある方は一度検索してみて下さい。
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