繁殖犬として生きてきた犬の運命 後編
ペットショップで販売出来なくなった犬には、その後の生き様にはいくつかのパターンがあります。
まずその犬が、健康で見栄えの良い犬だったりメス犬であれば、ブリーダーのもとへ返され、繁殖犬として生きていくというパターンです。
また別の犬は動物愛護団体へ保護されて、新しい里親を探すこととなります。
最悪なのが悪徳業者へと有償譲渡されて(そういった犬の保健所への持ち込みが禁止された為)、そこで仕分けされた後個人を装って保健所へ持ち込まれてしまう犬も中には居るようです。
保健所での引き取りは年々引き取りの基準が厳しくなってきており、飼い主の勝手な都合など安易な理由では引き取りを拒否出来る様にはなりましたが、それでも飼い主不明の犬やどうしても飼えなくなった犬(老齢で飼うのが困難になったなど)の引き取りは年間で2万頭ほど居ります。
県が所轄している動物愛センターや、そこからNPOに救済されるなどで新しい飼い主を見つけるなどの努力はされている様ですが、約一割の犬達が最終的に殺処分されているのが現状なのです。
この日本では、ペットショップでの仔犬の販売は違法ではありません。
そして、ブリーダーの人達にもおそらくいろんな方が居り、犬に対して良い環境で愛情を持って接してくれるブリーダーであれば幸いなのですが、それはもう、その人の魂によるとしか言えないのですね。
しかし、もしもその犬が繁殖できなくなったとしたら、里親を責任を持って確実に探すか、それが叶わなければブリーダーが最後までその子の面倒を見届けるのが人としての道理だと思うのです。
また、ヨーロッパの動物愛護意識の進んだ国では、ペットショップでの仔犬の販売自体が厳しく禁止されており、犬を飼いたい人は直接ブリーダーへ赴いて、犬の親子と対面してブリーダーから購入するか、若しくは愛護団体の譲渡会で保護犬を探すかの方法が取られているようです。
本来であればこの日本も、ヨーロッパの動物愛護先進国のように、ペットショップでの販売をなるべく減らす方向へ持っていくべきなのでしょう。
今、日本ではペットショップで販売出来なくなった犬や保健所に収容された犬達をを引き取る活動をして、殺処分ゼロを目指す団体が幾つか有ります。
自分もまた、微力ながらそういった活動の一助となる為にその様な団体に金銭的な支援をさせて頂いておりますが、この日本から少しでも殺処分される犬達が居なくなる事を願わずには居られません。
PS
犬の性格というのは非常に単純明快でして、うちの愛犬のモコさんで言うと、旺盛な食欲とひたすら甘えること、それから自分を犬と思っておらず人間が大好き、後若干の嫉妬位でしょうか。
そして全ての犬について言えるのは、飼い主に対しひたすら無償の愛で接してくれるのです。
彼等は人と違って個別の魂がある訳ではなく、いったん虹の橋を渡ると動物の集合意識へと集約されてゆきます。
犬達は人の魂の様に複雑ではありませんから、なまじシンプルであるだけに人よりも余程霊性が高いと思える部分があるのですよ。
モコさんを見ていると彼女は本当に愛の塊の様な存在で、彼女から日々とても多くのことを学んでいますし、彼女に対しては家へ来てくれて有難うという感謝の念しか有りません。
自分達の人生にとって、彼女はまさにかけがえのない存在なのです。
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