宮城県知事選挙でいったい何が起こったのか? 国政を占う試金石

本日も介助の仕事があり、夕方に家へ帰ってきて宮城県の知事選挙の結果をSNSで知りましたが、自分なりに今回の選挙について幾つか検証してみたいと思います。


現職で、今回六期目の選挙に挑んだ村井さんが34万票を得票し、それを阻止するために立ち上がった和田政宗氏は、32万4千票で、たった1万6千票の僅差で惜しくも次点に終わりました。


この結果を見て思い浮かんだことを3点挙げたいと思います。


まず第一に挙げたいのは投票率で、前回の56.3%から今回は46.5%へとガクンと10ポイントも落ちているのですね。


これは何故かと言いますと、村井さんは今回六期目の選挙で全く新鮮味がなかったということと、和田さんが掲げたイスラム教徒の土葬墓地問題や宮城県の水道事業の外資(ベオリア)への一部委託問題が、県民には今一問題提起として刺さらなかったのですね。


要は惰性と諦めの意識で関心が湧かなかったと言うことなのでしょう。


和田氏は、大票田である仙台市では村井氏を圧倒していましたが、如何せんそれ以外の地方の人達には上記の政策や移民問題などの争点があまりピンとこなかったのだと思われます。


村井氏は今回、自公維新の推薦や県議会の地盤をガッチリ押さえていましたし、利権で結ばれた地方の企業や公共団体の組織票をしっかり握っていましたから(田舎へ行く程その傾向は顕著)、基礎票があった分投票率が下がったことに内心ほくそ笑んでいたことでしょう。


前回同様と言わずとも、あと5%の浮動票の人達が投票所へ行っていれば、自分は今回の選挙は確実にひっくり返せたと思います、誠に以て極めて惜しい結果でした。


第二の敗因は、これは自分も予想していたことですが、高市さんの人気が思った以上に凄かったという事です。


村井さんは松下政経塾で高市さんの後輩に当たり、今回の選挙では高市さんの全面的なバックアップを受けましたが、これが結構効いたのですね。


本来であれば和田さんに流れた浮動票が、高市さんが村井さんを明確に支持したことにより、思った以上に票が逆流したのです。


もしも総理が高市さんではなかったとしたら、この逆流現象はあまり起こらず、この票差であれば恐らく和田さんが勝っていたと思います。


そして3番目には、今回の選挙では和田さんは参政党の全面的なバックアップを受けたのですけれども、自分にはこれがやや中途半端に感じられたのです。


和田さんは、前回の参院選では自民党で立候補して落選していましたから、参政党としては内部的には流石に公認までは出せなかったのでしょう。


神谷さんも最初は2回位は応援に入るかもと言っていたものの、結局5回来たのですか? しかも党の有力議員達を終盤には大量動員しましたので、これはもう結果的には公認候補者の応援以上に党を挙げてのバックアップだった訳です。


他党と違って参政党のボランティア党員は極めて強力ですから、しっかりと最初から党公認候補として推薦していれば、この僅差であればひっくり返せた可能性も十分にあったと思うのです。


今回の選挙は、上記の様に歯車がほんの少しでも重なれば和田さんが宮城県知事となっていた可能性が極めて高かった訳ですが、選挙は所詮100か0か、All or Nothingの世界なのですから、あくまでもポジティブに考えて、将来の何かにとっては良かったと考える他は有りません。


和田さんが次のステップを果たしてどうされるのかは未だ分かりません。


しかし元維新の会の梅村みずほ氏や、「このハゲ!」発言で嵌められて自民党を辞職した豊田真由子氏の様に、参政党再生工場へ来て不死鳥の如く復活した方達が実際にみえる訳ですので、彼もまた意を決して次の人生を賭けてみるのも決して悪い選択肢ではないと思うのです。


確かに今の高市総理の人気の度合いからすると、今迄の様にすんなりと上手く行くとは到底思えませんけれども、政治家人生を掛けるだけの価値は絶対に有りますし、勝算も十分にあると思いますよ。


しかし、地方選挙から一旦国政に目を遣るとやはり、新興政党にとってはやや厳しい時代が暫くのあいだ続くのではないでしょうか。









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