最近訊いた話 住むとヤバい土地 中編 (自ら体験したノンフィクションのお話)
今回のお話は、実際に自分が過去に体験したまさしく真実のお話なのですが、 以前にやっていた会社を清算してからある時期、自分は地元で暫くボランティア活動をしていたことがありました。 そこは地元ではつとに有名な、ホームレスの人達やDVを受けた女性などをシェルターに匿って食事を提供し、将来的に自立を促すというNPO法人なのですが、偶然の切っ掛けからそこの事務所にたまたまお邪魔することになりまして、そのまま数年の間ボランティアをする御縁となったのです。 ある時、シェルターに暮らしていた女性が民間のアパートに引っ越しをすることになり、自分ともう一人のスタッフとで引っ越しの荷物の搬入をお手伝いしたのですね。 行った先のアパートは二階建ての一階部分のお部屋で、なかはすべて綺麗にリフォームがされており、まるで新築のような新しさでした。 しかも家賃も当時の相場よりも明らかに安く、その女性に、本当に良い物件に巡り合えて良かったですねぇとお話しをし、彼女もとても嬉しそうに頷いてアパートを後にしたのです。 それから一週間程経った頃でしょうか、事務所に一本の電話が入り、それが件の引っ越したばかりの彼女からの電話なのでした。 電話を受けた事務長に一体どうしたのと訊いたところ、彼女は困った顔で、こないだ引っ越したあの人、部屋にお化けが出て怖くて夜眠れないから助けてって言って来た!と怪訝そうに返事をしたのです。 その日のうちに事務長と自分の二人でそのアパートへ向かったのですが、部屋へ入ると、一つの部屋だけまったく何も置いておらず空っぽの状態になって居りました。 入居した彼女曰く、この部屋オバケがいて怖くて眠れないから何とかして欲しい!と今にも泣き出さんばかりの勢いで訴えて来たのです。 一緒に行った事務長は幸いなことに祝詞をあげることが出来ましたので、所作に則って二人で空っぽの部屋で祝詞を上げ、そのまま事務所へ戻りました。 その後は幽霊は出ていないというお話でしたが、 それから先のことについては自分は関知していませんので、もう幽霊騒動は治まったのか、はたまた彼女がまた引っ越しをしたのか? 最終的にどの様な結末になったのかについては存じていません。 入居した彼女はシェルターに居た時も、部屋に置いてあった共用の古い姿見に女の霊が映っていると言って怖がったりしていましたので、もとも...