夢について考える その七 アンティークに憑いている○○
このチャイナペイントの先生については、他にもいろいろとおもしろい話があり、皆さんに是非ともシェアしたいのですが、切がありませんのでもう一つだけお話をさせて頂きます。 彼女はイギリスのアンティークの家具が、その華美過ぎないデザインのシックな雰囲気からとても気に入っているのですけれども、ある理由がある故にとても苦手でもあるのです。 何故物凄く苦手なのかと言いますと、そういった家具には以前にその家具を使用していた人の強い念が憑いていることが時折あるらしいのですね。 世間では、イギリスのアンティーク家具専門店のお店が近隣の街でも何軒かありますけれども、彼女は気分が悪くなってくるのでそういったお店にあまり長時間居る事が出来ないそうです。 彼女の話で、あるお店に掛けてあったイギリスのアンティークの鏡には女性の顔が映っていたそうで、自分も当時会社でイギリスアンティーク家具は取扱っていましたから、その話を訊いて自分には霊能が無くてほんとうに良かったとつくづく思いましたよ。 そんなもの、いちいちみえてたり話し声が聴こえてたりしたら鬱陶しくてやってられませんから(笑)。 霊的素養のある知り合いの人達に言わせると、自分は過去世でいろいろな宗教に関わってきた経験があるみたいですけれども、どうやら霊能などというものは必要がないと封じられている様な気がするのです。 その分、洞察力や勘などの直感力は結構強くて、出会った人の内面のことを観じたり、自分のまわりで何故そのようになったのかという出来事については理由が分かったりすることが良くあります。 アンティーク家具については、自分が仕事で取引をしていた神戸の会社にもおもしろい話が沢山あります。 その会社の、百年以上前の旧いショールーム倉庫にあるトイレの入口の直ぐ横には、強力な地縛霊の女の人が何時もポツンと立っています。 霊能が全く無いようなその会社の社員でも、深夜に倉庫で一人残って雑務の仕事をしていると、誰も居ないのに人の気配を感じたり(背後に誰かいる様な物音や、視界のふちに人影が通ったり)、話し声がきこえて来たりして目茶苦茶ビビったというようなリアルな面白い話を沢山彼等から聞かせて貰いました。 タネ明かしをしますと、その会社が使っていたショールーム倉庫というのが実はいわゆる曰くのある建物でして、そこは明治か大正期の時代に麻の繊維工場として稼働してい