特別寄稿 “Night birde”(夜鳥) という生き方をしたある末期癌の女性 前編
自分は、以前からYouTubeに上がっているBGT(ブリテンズ ゴット タレント)やAGT(アメリカズ ゴット タレント)が結構好きでよく観ていました。 この番組は、要は素人の方(無名のプロも)を対象としたあらゆるジャンルのオーディション番組でして、サイモン・コーウェルを中心とした四人の審査員がイエスかノーでジャッジをして、三人がイエスを押せばその出演者は次のステージへ進めるというものです。 そして、それぞれの審査員はワンシーズンに一度だけゴールデンブザーを押すことが出来、その時点で合格となり準決勝滲出ということになります。 おそらく版権を支払っているのでしょう、今では世界各国で同じ様なスタイルのオーディション番組が多数放送されています。 今回、偶然「トップ タレント ジャパン」というユーチューバーの方が出していたAGTの番組を観ました。 そこには「ナイト バード(野鳥)」という芸名のジェーンさんという方が出ていました。 ステージに上がった彼女はガリガリに痩せ細っており、審査員とのやり取りでその理由が明かされましたが、彼女は出場時既に末期癌で身体中に癌が転移していて手が付けられない状態でした。 彼女の歌は勿論とても素晴らしく、歌詞も彼女の境遇を想うと涙があふれる程胸に突き刺さるような言葉の数々だったのですが、自分が本当に驚かされたのは彼女のステージでの振る舞いでした。 彼女の癌は身体中に転移していて余命幾ばくも無いであろう状態だったのにもかかわらず、彼女の明るさやポジティブな発言、その振る舞いに審査員達も圧倒されて、感動しつつも半ばショックを受けた様な感じでした。 サイモンはコメントの途中で困惑のあまり言葉を詰まらせてしまい、突然「貴女の他にも、もっと上手い歌手は沢山居る、私は貴女にイエスは押せない」と言い放ちながら、ゴールデンブザーの上に手を置いたのです。 彼女は2017年に癌を発症し、5年後の2022年にAGTに出場してゴールデンブザーを獲得しましたが、結局次のステージへは進むこと無く暫くして亡くなってしまいました。 享年31歳でした。 自分にはサイモンの困惑はよく理解出来ます。 身体中癌に蝕まれて猛烈な痛みもあるだろうし、しかも死と直面している様な状態なのに何故彼女はあのように明るくて前向きなのだろうかと。 自分は今、肉体を以て生きているこの世界が、霊的な摂理...